「レディースルームがこんなにお得」「休暇村を見直して」──さすがは目の付け所が違います! 旅行ジャーナリスト村田和子さんに教わるお得な旅の情報 Vol.2
イラストレーション・山本由実 構成&文・堀越和幸
村⽥和⼦(むらた・かずこ)さん 旅⾏ジャーナリスト。情報サイトAllAboutなど各種媒体で“人生を豊かにする旅”の情報発信を行う。著書に『旅育BOOK』(日本実業出版社)が。総合旅行業務取扱管理者。
レディースルームのこんな“お得感”をチェックする
ホテルで近頃増えている“レディースルーム”と呼ばれる部屋。
「文字どおり女性専用で家電やアメニティなどが美容や癒やしに特化していて寛げます」(村⽥和⼦さん)
例えば、「ホテルJALシティ仙台」では〈ReFa〉のドライヤーや〈パナソニック〉のスチーマーをレディースルームに導入している。
「旅先できれいになるというコンセプトで2017年より展開しています」(ホテルJALシティ仙台宿泊支配人・佐々木俊さん)
一般的に500〜1,000円ほど料金が高くなるが、村田さんは見つけたら予約を入れているそう。
女性に“キレイ”を提供するレディースルーム
ホテルJALシティ仙台のレディースルームは9,000円〜。肌に潤いをもたらすナノイオンのスチーマー(左)などが試せる。 宮城県仙台市青葉区花京院1-2-12 TEL:022-711-2580
抜群の立地で続々リニューアル、 進化する「休暇村」を見直そう!
休暇村といえばかつては料金はお手頃だけれど施設もそれなりで……というイメージではあったが。
「近年はリニューアルされて、とてもきれいに生まれ変わっているのを知っていましたか? 昨年親に和歌山県の『紀州加太(きしゅうかだ)』の宿泊をプレゼントしたんですが、すごく気に入って今年もリピートしたくらいです」(村田さん)
日本を代表する国立・国定公園の中というこれ以上ない立地。加えて各休暇村では体験型のアクティビティを打ち出しているところが多い、というのも近年の特徴だ。
「星空を観察するナイトツアーや大自然の中をトレッキングするなど、それを目的にエリアを選んでみても楽しそう」
ちなみに、村田さんのおすすめの休暇村は、埼玉県「奥武蔵」、香川県「讃岐五色台(さぬきごしきだい)」。次回は兵庫県「南淡路」、長野県「リトリート安曇野ホテル」を検討中だ。
森で過ごし、川で遊ぶ、埼玉の休暇村「奥武蔵」
埼玉県は飯能と秩父の間、森と清流に囲まれたホテル。天体望遠鏡を使う星の観測会「スタービューイング」も人気。2食付き1万8000円〜。 埼玉県飯能市吾野72 TEL:042-978-2888
海を望む和歌山の休暇村、「紀州加太」
全室から海が見える抜群の立地。紀淡海峡(きたんかいきょう)を見下ろす露天風呂が人気。アクティビティは和菓子作り体験が好評だ。2食付き1万7500円〜。 和歌山市深山483 TEL:073-459-0321
『クロワッサン』1148号より
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