どうしてもおすすめしたい! 宿・ホテル──ホテル好きが厳選した4軒
文・一寸木芳枝
キャノピーbyヒルトン大阪梅田
「ホテル代の高騰が悩ましいご時世ですが、こちらのスイートルームは、2人で泊まれば1人5万円台〜と頑張れば手が届く領域。大きく取られた2面の窓からは淀川が目の前に広がり、花火大会時は特等席に。11階のダイニングやバーも洗練と遊び心があって、気分が上がります」(藤森陽子さん)
ZAIMOKUZA SEASONS
「鎌倉まで足を延ばしたら、日帰りではなく1泊してゆっくり過ごします。ここは海が目の前、という最高のロケーション。好きな時間に海を散歩し、併設のカフェでサンセットを眺めながら白ワイン片手にアペリティフ、がお気に入りの過ごし方。ご近所の蕎麦店『月と松』も必ず立ち寄るお店です」(地曳いく子さん)
パーク ハイアット 東京
「世界基準のホスピタリティに出合える場所として、また、ラグジュアリーホテルというジャンルを超えた唯一無二のホテル。まもなく全面的なリニューアルを経て再びオープン予定。リブランドではなく、“本質を守りながら進化する”ことに重きを置いた改修である点にも、矜持が感じられます」(武田雅樹さん)
西表島(いりおもてじま)ホテル by 星野リゾート
「生物多様性という大きなテーマに、気軽に、そして深く、楽しみながら向き合うことができ、“命あるものは支え合って生きている当たり前”を教えてくれるホテルです。昼は海、山、渓流のアクティビティを満喫し、夜の満天星空の下、眠りにつく。そんな貴重な体験もここでの醍醐味」(のかたあきこさん)
アンケートに協力してくれた皆さん
のかたあきこさん
旅ジャーナリスト、編集者
福岡県出身。「町、人、温泉、宿」をテーマに30年、全国を旅しながら情報発信。温泉ソムリエアンバサダー、日本茶インストラクターほか資格多数。
武田雅樹(たけだ・まさき)さん
『HOTERES』エグゼクティブプロデューサー
ホテル専門誌『HOTERES』に関わる傍ら、ホテルジャーナリスト、編集者として活動。ホテル取材のほかブランディング支援等も。
藤森陽子(ふじもり・ようこ)さん
ライター
コーヒー、お茶、お酒を愛する嗜好系ライター。ホテル取材もライフワークで、ホテルのオリジナルの香りをパトロールするのが趣味。
地曳いく子(じびき・いくこ)さん
スタイリスト
築地生まれの生粋の江戸っ子。近著に旅の極意を綴った『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』(扶桑社)がある。
『クロワッサン』1148号より
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