【手みやげをひとつ】蓼科ハーバルノート・シンプルズ「ハーブティー」──スタイリスト・堀江直子さん推薦
撮影・中島慶子 文・梅原加奈
ターシャ・テューダーのような暮らしに憧れて、標高1230mという八ヶ岳の森の中に一軒家を建てたスタイリストの堀江直子さん。今は、自身がセレクトした雑貨をオンラインショップで販売しながら、息子の直太朗くんとの穏やかな日々を大切に暮らしている。
「移住先を探していたとき、長野の土地には縁もゆかりもなかったんですが、八ヶ岳を選んだきっかけのひとつが、こちらのハーブショップ。店のオーナーであり、ハーバリストの萩尾エリ子さんの本を読んだときに、こんな素敵な場所があるんだと、このエリアのことが気になるようになったんです」
『蓼科ハーバルノート・シンプルズ』は、40年以上にわたりハーブやアロマテラピーの自然の香りの魅力を伝える。店内には、50種類以上のドライハーブや精油、ハーブウォーターなどが揃う。
「小さな一軒家はまるで魔女のお家。ハーブのいい香りが漂い、お店に伺うだけで癒やされます。店の裏手には山の雪解け水が流れる庭もあって、そこを散策するのもとても気持ちがいいんです」
その清々しい空気感を少しでもお裾分けしたい、と堀江さんが手みやげに選ぶのがハーブティー〈アフターディナー〉。
「食後茶としておすすめのお店のオリジナルブレンドティーです。ミントが入っていてすっきりしているので今の季節ならアイスで楽しむのもいいと思います」
自分がどこかへ出向いたときだけでなく、八ヶ岳に遊びにきてくれた友だちに手渡せるようにとストックしている。
「ハーブティーは日持ちするものなので、我が家の分と合わせて常備しています。誰かに荷物を送るときに、小さなギフトとして隙間に入れることができるのもいい。丁寧につくられたものの“いい気”みたいなものを手から手へと渡すことができる手みやげが好きですね」
蓼科ハーバルノート・シンプルズ
長野県茅野市豊平10284 TEL:0266-76-2282(営)9時〜18時、水曜休。写真は〈アフターディナー〉20g 994円。リンデン、ペパーミント、スペアミントをブレンド。量り売り100g 4,752円〜もあり。ほかにレモングラスの入った夏季限定の〈グリーンサマーティー〉や2種のカモミールが眠りへ誘う〈グッドスリープ〉(各20g 994円)など。
『クロワッサン』1147号より
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