クロワッサン読者世代の“節約意識”調査──先の見えない不安や物価高騰でも、プラスの目的に目を向けて
イラストレーション・大石さちよ 文・中嶋茉莉花
Q 収入や預貯金など、お金にまつわる不安はありますか?
Q 月の支出は把握していますか?
Q 昨年と比べて、節約意識は変わりましたか?
Q 節約の目的はありますか?
Q 節約し始めたこと、これから節約しようと思っていることは?
節約意識を分析
「先の見えない不安や、米などの物価高騰で、節約意識が高まることはある意味仕方のないことです。最近、友人との会話が健康とお得情報という人も多いのでは? 節約=ケチではなく、賢いやりくりというマインドセットになっていると思います。気になったのは、節約の目的がない人が4割いること。闇雲な節約は挫折の原因に。また、節約は生活をランクダウンさせることではありません。やりたいことや買いたいもののために節約してお金を貯めるといった、プラスの目的に目を向けましょう。全員にしてほしいのが出費の管理です。“怖い”“分からない”“面倒”はお金が逃げる3大ワード。見落としがちなムダ遣いを改善し、漠然とした不安を解消しましょう」(丸山さん)
丸山さんからの節約アドバイス
「節約は無駄な出費を減らし、必要なところへお金を回すことです。ただ闇雲に節約をするのではなく、優先順位が低いものから見直すとよいでしょう。また、日々のやりくりの中で、買うのではなく作る楽しさなどを見つけられたらしめたものです。トライ&エラーを繰り返してきたクロワッサン世代。購入前にひと呼吸おいて本当に必要かどうかを検討し、同じお金を使うなら何が有意義かを考えて、お金の使い方にメリハリをつけることが、未来のあなたを助けてくれますよ」
[アンケートデータ] ※2025年6月に実施
年 齢 | 40〜70歳
性 別 | 女性
居住地 | 全国
人 数 | 150人(40代、50代、60代以上 各50人)
[回答者の分布]
勤労状況 | 常勤24%、非常勤23%、主婦36%、自営業6%、その他11%
世帯月収 | 30万未満49% 、30〜40万20% 、40〜50万13%、50万以上18%
未 既 婚 | 未婚55名、既婚 95名
『クロワッサン』1146号より
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