日常的にできる小さな心がけも大切。今日からできる節約術【光熱費を抑える知恵】
イラストレーション・寺山武士 文・保手濱奈美
[炊事]野菜の下拵えに電子レンジを活用
ほうれん草やキャベツを下ゆでする場合、ガスは年間1,350円、電子レンジは410円と後者のほうがお得。「煮込み料理の場合は、レンチンしてから鍋へ。煮崩れも少ないようです」
[炊事]炊飯器の保温は、必要な時だけ使う
1回約1円の節約と地道ではあるが、着実に削減したいところ。「保温を使わずすむように、食べる時間に合わせてタイマー予約を。食べない分は小分けにして冷凍するといいです」
[炊事]炎が鍋底からはみ出さないようコンロの火を調整
短時間で水を沸騰させようとすると、強火にしがち。「中火だとその分時間はかかりますが、ガス料金に換算すると強火より中火のほうがお得。炎が鍋からはみ出ないように」
[炊事]電気ポットは保温せずに再沸騰を利用する
お湯を使いたい時は、その都度再沸騰させる習慣をつけよう。「保温から再沸騰に切り替えた場合の節約額が意外と大きい。保温のままで長時間使用するのは無駄遣いになります」
[炊事]手洗いよりも食洗機のほうが割安
手洗いの場合、ガス代と水道代を合わせて年間約2万5560円。食器洗い乾燥機は、電気代と水道代を合わせて年間1万9090円。「洗浄後、扉を開けて余熱で乾燥させるとより省エネ」
[風呂]入浴は間隔を空けず、追い焚きをやめる
追い焚きをすると、意外とガス代がかかってしまう。「お湯が温かいうちに家族が次々入れば、追い焚きをしなくてすみます。夏はお湯が冷めにくいので、実践しやすいのでは」
[風呂]シャワーは流したままにしない
45℃の湯を流す時間を1分短縮すると、光熱費だけではなく、水道代も年間約1,140円の節約に。「手元で止水の操作ができる節水シャワーヘッドを使うのも、節水に効果的」
[掃除]部屋を片づけてから掃除機をかける
床に散らかったものを片づけてから掃除機をかけると、使用時間の短縮につながる。「また、フロア用掃除シートであらかじめ埃を取ってから掃除機をかけるのも、時短に有効です」
[洗濯]自然乾燥を併用する
洗濯物を乾燥機のみで乾かすより、自然乾燥させてから仕上げに乾燥機を使うと節約に。「洋服は自然乾燥、ふわふわにしたいタオルは乾燥機など、洗濯物で使い分けるのも一案」
[テレビ]テレビを見る時間を1日1時間減らす
つけっぱなしで放置するのをやめて、見ない時は消すこと。「ちなみに、主電源までいちいち切るのは、手間に比べて節電効果が少ないので、基本的にはつけたままでいいでしょう」
[テレビ]テレビの画面の明るさを1割下げる
テレビは、初期設定の明るさを要確認。「かなり明るい設定になっていることもあるので、その場合は調節を。画面の埃が原因で見にくいことも考えられるため、こまめに掃除を」
『クロワッサン』1146号より
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