夏に食べたい涼菓を厳選! 目にも涼やか、かわいいお菓子10選
撮影・馬場わかな スタイリング・chizu 文・鈴木恵美
HIIRAGI GINZA
沈むみたらし団子(すだち)
昨年、銀座にオープンしたスイーツのセレクトショップで提供しているシグネチャーメニュー。「2種類あり、プレーンもおいしいですが、もうひとつのすだちは、だしとすだちの香りと自家製みたらし餡の甘じょっぱさがマッチ。とろとろの団子のまろやかな味わい、お米の甘みもクセになります」(chicoさん)。
椛島氷果
カバ印×村岡総本舗シリーズ どらやきアイスあまおう味
福岡県柳川の農家が営むアイスキャンデー店『椛島氷果(かばしまひょうか)』と、〈小城羊羹〉や〈シベリア〉でおなじみの佐賀県小城の『村岡総本舗』によるどらやきアイス。「それぞれの名店が出合った夢のコラボ。あまおうミルクアイスの果実味が、しっとりとしたどら焼きの生地とほっこり懐かしい餡の甘さと溶け合います」(chicoさん)。
天まめ
まめかん
東京・築地で朝から営業する甘味処。神津島産の天草を使用した生寒天、あんこ、煮豆、黒みつも全て自家製。「名物は様々な豆が入った〈てんまめ〉ですが、私のおすすめはシンプルな〈まめかん〉。豆の美味しさ、寒天の歯ごたえ、弾力、ビジュアル、全て完璧。夏になるとなんだか食べたくなります」(しらいのりこさん)。
いったつみとらどう
椰子の白わらび餅
ともにミシュラン星付き、東京・神楽坂に店を構える日本料理店『石かわ』と『虎白(こはく)』の店主ふたりが考案。練りものの技法でもちもちの食感に仕立てた練り菓子。「食感に驚いていると、同時に追いかけてくるココナッツの奥深い甘みとまろやかさ。口の中が幸せで満たされるお味」(編集R)。
巌邑堂(がんゆうどう)
麩饅頭
明治4年創業、静岡県浜松の和菓子店の夏のお菓子。「麩饅頭特有のエアリーなもちもちとした食感の奥に、コシと芯を感じられるのは、餅粉入りというこだわりから。噛みしめるたびに蓬の清涼感が穏やかに鼻腔へ立ち上り、そこに沿うような上品な風味と甘さのこし餡がひとつに」(柳谷ナオさん)。
六花亭
マルセイバターサンド
ホワイトチョコレートと北海道産生乳100%のバター、レーズンを合わせたクリームをビスケットでサンドした北海道を代表するロングセラー商品。「通販限定で冷凍のものがあるのですが、これを半解凍で食べるとアイスケーキのようでおいしいです」(小林百合子さん)。製造してすぐに冷凍するため、サクサク感もしっかりキープ。
御菓子司みすゞ
ラムネ大福
爽やかな水色が目を引くラムネ餡と上品な甘さの生クリームをもちもちのお餅で包んだ、夏の大福。「中にクリームが入っていて小粒でも幸せな気分に。通年販売しているカフェオレ大福も大好きで、ともに冷凍便で届くのでそれを半解凍で食べるのがおすすめです」(重信初江さん)。
ガトー・ド・ボワイヤージュ
ラスオラスセミフレッドケーキ
横浜のフランス菓子店がオーガニック素材のみで作る〈ラスオラス〉シリーズの人気ケーキ。スポンジ、ムース生地、ヌガティーヌの3層仕立て。「小麦、乳、卵、白砂糖を使っていないというのにものすごいコクで、でもだからこそ後味がスッキリしていて、夏にもよし」(ライターK)。
喫茶ベレー
わらび餅【でろん】
東京の戸越銀座にある小さな喫茶店が、驚きの食感のわらび餅を開発。「一面のきなこの下に収まる、一枚流しのできたてわらび餅。好きなだけ切って“でろん”と取り出していただきます。食べるともっちりとろりと舌に心地よくとろけて、黒糖の深みときなこの香ばしさが広がります」(chicoさん)。
MAISON GIVRÉE(メゾン・ジブレー)
サマーリース デコボコン
熊本県芦北のデコポンをシャーベット、ゼリー、コンフィにして重ねたアイスケーキ。「ジューシーでみずみずしく、爽やかな香りが弾け、ヨーグルトシャーベットが清々しさを後押し。デコポンシャーベットで作ったミニチュアデコポンみたいなビジュアルもかわいい」(chicoさん)。
アンケートに答えてくれた推薦者の皆さん
『クロワッサン』1144号より
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