原 優維さんの「好きなものは眺めながら暮らしたい。並べて飾る、私なりのルール」
しまいこむだけが片づけにあらず。好きなものに囲まれながら暮らす出しっぱなしの達人に、乱雑に見せない、整え方を聞きました。
撮影・黒川ひろみ 構成&文・中嶋茉莉花
マイルール|たくさんの鉢植えは床に直に置かず吊るすか棚に載せて、暮らしやすく。
原優維さんが家族と暮らす家はコンパクトな団地の一室。その住まいのキッチンダイニングを中心に、室内で100鉢を超える植物を育てている。
「家事や育児の疲れを癒やそうと、シーグレープを手に入れたのが始まり。いつの間にかこんな数に……」と笑う。
「家族の人数が多い、物が溢れる家で育ったからか、今でも物は多いほど落ち着きます。もし植物を全てベランダ、道具は引き出しの中へと視界の外に片づけてしまったら、整理も管理も忘れてしまうタイプ。見えるところにあるほうがこまめな掃除も整頓も捗ります」
天井から吊るされた鉢が多いのは?
「床に近いところは空けておくと、物が多くても窮屈に見えないんです。棚の上に載せているのも同じ理由から」
植物は成長に従って高さやボリュームが変わるので、時おり部屋全体を見渡して、配置換えをする。
「植物やそれ以外のものが1カ所に固まらないように置きます。窓からの光を遮らないようにするのもポイント」
『クロワッサン』1138号より
広告