ケイティー恩田さんの「好きなものは眺めながら暮らしたい。並べて飾る、私なりのルール」
しまいこむだけが片づけにあらず。好きなものに囲まれながら暮らす出しっぱなしの達人に、乱雑に見せない、整え方を聞きました。
撮影・小林キユウ 構成&文・中嶋茉莉花
マイルール|いいと思うものは集めたい。横に積む、 上から見る、前から見る置き方に分けます。
「衝動買いはしませんし、好きなものはアンティークばかり。いいと思ったものだけを使っていたくて、見かけたら多めに揃えています。〈ミントン〉や〈スポード〉はティーカップだけで、それぞれ50以上あるんじゃないかしら」とケイティー恩田さん。
「そこまで好きなのにしまっておくのはもったいない」と語る。部屋中、アンティークの器でいっぱいだ。
「キッチンやダイニングテーブル近くに並べたり重ねたりしているのは日常的に使うもの。立てて飾ったり壁掛けしたりしている季節の絵柄のプレートや、ユニークな見た目のポットなどは主に鑑賞用。眺めやすい壁際に、重なり合わないようにして、整列させます」
和洋折衷、ポップさもあるが、結果、インテリアはばらついて見えない。
「古く趣のあるものという一本柱があると、色や柄、国が違うもの同士も相性がいい。人工的なものや安っぽいものを混ぜないようにだけ配慮します」
『クロワッサン』1138号より
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