脱ぎ着が楽で家事がしやすい、おしゃれなエプロンが欲しいです【くらしのお悩み相談室】
文・板倉みきこ
<お悩み>
年末年始はいつも以上に家事が増える時期。テキパキと家事をこなすなら、エプロンをした方がいいとは思うのですが、肩がこったり、肩ひもがズレやすかったりと、プチストレスを感じることも多いんです。
そもそも、エプロンは脱ぎ着が面倒なので、帰宅してすぐ家事に取り掛からないと、という時は敬遠してしまいがち。
家事をやるテンションも上がる、おしゃれで着やすいエプロンはないでしょうか(ゆっきー・49歳/女性)
暮らしを豊かに、快適にするアイテムが揃う『クロワッサンの店』では、接客するスタッフのユニフォームにもエプロンを取り入れ、オリジナルデザインも数種展開するなど、エプロンに力を入れています。
そこで、ゆっきーさんのお悩み解消となる一枚を提案してもらいました。
Q 洋服の汚れを気にせず、家事がしやすいエプロンを教えてください。
エプロンは無ければそれでも平気……と思っている方も多いようですが、家事をスムーズに行うにはとても役立つ存在です。
服が汚れないように気をつけながら料理をしたり、掃除をするのはやはり不便。ササっと動けてストレスフリーに家事をできるエプロンとは? と考えた時に浮かんできたのが「かっぽう着」の形でした。
こちらは、かっぽう着を進化させた、袖口にゴムが入った7分袖のエプロンコートです。袖がふんわりしたシルエットなので、厚手のニットを着ていても、袖口のゴムでスッと袖を上げられ、袖まくりをする必要がありません。また、すっぽりと全身を覆うデザインだから、紐や装飾がついた服を着ていても、家事や作業の邪魔にならないので便利なんです。
Q 肩こりなど、着心地で気になることはありませんか?
エプロンを着ていて肩がこるのは、肩ひもが細すぎたり、前身頃が重すぎたりとバランスが悪いのが原因だと言われています。
全身を覆うエプロンコートなら肩こりになる心配がありませんし、エプロンのお悩みで多い肩ひもがズレることもありません。
大きくて使いやすいポケットが付いていますが、身頃の真横にあるので、中に入れるものの重さで前後のバランスを崩すこともないんです。
また、首回りが広いから、背中側の上の紐を結びっぱなしにしておけば、頭からスポッと被るだけで良く、下の紐を結べば装着完了! 脱ぎ着が楽チンなのもおすすめポイントです。
Q シワが気にならない、扱いやすい生地だと嬉しいです。
綿50%、麻50%のコットンリネンを使用しています。綿と麻のいいとこ取りで、柔らかい肌さわりでありながら、ナチュラルな風合いも楽しめます。
綿100%より乾きやすく、リネン100%ほどシワが気にならないから、洗濯した後もアイロン無しで気軽に着られます。
Qファッションとして、魅力な点はありますか?
シックな見た目なので、昭和の「かっぽう着」というより、そのまま出かけられるファッション性の高さもポイントです。
実は、前後を逆にして着ると羽織のように着こなせる2way。どちらで着ても収まりが良くなるよう試作を重ねたこだわりのパターンなのですが、コートのように羽織るだけでオシャレに着こなせます。
紐を結ばず、前を開けてラフに着るスタイルも素敵ですよ。ネイビーやオリーブ、ダークベージュの3色は下に着る服を選びませんし、明るいサックスやプラムなら、ファッションとしてコーディネートを楽しめるのではないでしょうか。
実際着てみると、本当に動きやすくて家事がはかどり「かっぽう着」の魅力を再発見しました。
ひざ下まで隠れる長さなので、片付けや掃除の時も洋服が汚れることを心配せずにテキパキ動けます。
個人的には、冬のどんよりした気分をパッと明るくするプラムが好みです。
これまで、エプロン無しが定番でしたが、かっぽう着を着るだけで「さあやるぞ!」と頭が家事モードに切り替わり、やる気になる効果も見逃せません。