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土地を愛して、縛られない。自由で軽やかな海辺の生活。

東京から静岡・御前崎に生活拠点を移したスタイリストの野崎美穂さん。今いる場所に固執せずに、その土地土地を愛する暮らし方。

撮影・MEGUMI(DOUBLE ONE) 文・平井莉生

野崎さんの自宅からも近い浜岡砂丘にて。風が強い御前崎市では、至る所に風車が立つ光景が印象的だ。
野崎さんの自宅からも近い浜岡砂丘にて。風が強い御前崎市では、至る所に風車が立つ光景が印象的だ。
夕方、パートナーの人見政志さんと近くの海に入る野崎さん。この日は、SUP(スタンドアップパドル)という種類のボードで。
夕方、パートナーの人見政志さんと近くの海に入る野崎さん。この日は、SUP(スタンドアップパドル)という種類のボードで。
野崎さんの自宅からも近い浜岡砂丘にて。風が強い御前崎市では、至る所に風車が立つ光景が印象的だ。
夕方、パートナーの人見政志さんと近くの海に入る野崎さん。この日は、SUP(スタンドアップパドル)という種類のボードで。

東京を拠点に、雑誌や広告で活躍してきたスタイリストの野崎美穂さん。10年ほど前、スノーボードとサーフィンに出合い、東京と長野・白馬乗鞍、静岡・御前崎を行き来する日々が始まる。そして、東日本大震災後に東京の自宅を手放し、御前崎に居を移す。2015年に生活を共にするパートナーと、コーヒーショップ『グッデイコーヒー』をオープン。「スタイリストの野崎さん」と呼ばれる東京から離れ、「グッデイの美穂さん」として過ごす御前崎を訪ねる。

自宅のキッチンに立つ野崎さん。2本並ぶスタンレーのボトルはコーヒーを入れて使っている。店やイベント時には注文ごとにドリップしているので、主に自宅用だ。
自宅のキッチンに立つ野崎さん。2本並ぶスタンレーのボトルはコーヒーを入れて使っている。店やイベント時には注文ごとにドリップしているので、主に自宅用だ。
充分な採光と広々とした作業スペースが確保された使い勝手のよいキッチン。食器棚には2人分の食器がコンパクトに収まる。この家に引っ越してくる際に整理し、ずいぶんと数を減らした。現在は和食器が中心のラインナップに。
充分な採光と広々とした作業スペースが確保された使い勝手のよいキッチン。食器棚には2人分の食器がコンパクトに収まる。この家に引っ越してくる際に整理し、ずいぶんと数を減らした。現在は和食器が中心のラインナップに。
土地を愛して、縛られない。自由で軽やかな海辺の生活。
自宅のキッチンに立つ野崎さん。2本並ぶスタンレーのボトルはコーヒーを入れて使っている。店やイベント時には注文ごとにドリップしているので、主に自宅用だ。
充分な採光と広々とした作業スペースが確保された使い勝手のよいキッチン。食器棚には2人分の食器がコンパクトに収まる。この家に引っ越してくる際に整理し、ずいぶんと数を減らした。現在は和食器が中心のラインナップに。
土地を愛して、縛られない。自由で軽やかな海辺の生活。

野崎美穂さんは現在、夏から秋は静岡・御前崎でコーヒーショップを営み、冬から春は長野・白馬乗鞍でスノーボードショップを営む傍らコーヒーを提供して暮らしている。1990年代から第一線で活躍してきたスタイリストの仕事は今も続けているが、自宅を手放した東京を訪れる機会はゆるやかに減っているそうだ。

「東京に出かけるときは、御前崎で履いているビーチサンダルを脱いで、しっかり装って“スタイリスト・野崎美穂”のコスプレをしている感じ」と笑う。

ビーチでも雪山でも欠かせないサングラス。いつでも手に取れるように数種類がキッチンカウンターに。
ビーチでも雪山でも欠かせないサングラス。いつでも手に取れるように数種類がキッチンカウンターに。

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