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壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中

フェスティブシーズンのザ・ペニンシュラ東京で期間限定開催中の「おもちゃ病院」をご存知でしょうか? ボランティアの“おもちゃドクター”が壊れてしまった大切なおもちゃを原則無料で修理してくれるんです。
温かな工房は、まるで海外のクリスマス絵本のページを開いたような可愛らしい世界観。そんなおもちゃドクターによる心のこもった職人技をご紹介します。

写真・文 久保田千晴

おもちゃ病院とは

壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中

昨年のフェスティブ・シーズンに引き続き、今年は期間を拡大して12月27日(土)まで開催している「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」。会場はザ・ペニンシュラ東京の1階にある「ザ・ロビー」の一角です。宿泊者以外も利用可能で、予約は3日前まで、料金は無料です。

この取り組みをザ・ペニンシュラ東京と共に実施するのは、全国700ヵ所以上でおもちゃ病院を展開する「一般社団法人 日本おもちゃ病院協会」。おもちゃドクターと呼ばれるボランティアが所属し、壊れたおもちゃを無料で修理しています。電気、機械、木工など、さまざまな分野の知識を持つ人たちが集まり、互いに協力しながら、壊れたおもちゃに命を吹き込むのだそう。定年後に活動を始めるおもちゃドクターもいれば、女性や高校生おもちゃドクターもいるのだとか。

実際の修理工程に密着

音が鳴らないおもちゃ
音が鳴らないおもちゃ
半田ごてを使ってケーブルをその場で圧着していきます
半田ごてを使ってケーブルをその場で圧着していきます
障がいのある子どもたちが使いやすいようにする改造も
障がいのある子どもたちが使いやすいようにする改造も
音が鳴らないおもちゃ
半田ごてを使ってケーブルをその場で圧着していきます
障がいのある子どもたちが使いやすいようにする改造も

昨年の開催では、想像を超える数のおもちゃが持ち込まれました。子どものおもちゃはもちろん、長年大切にされてきたぬいぐるみや、旅先で出会った思い出の品も多かったといいます。おもちゃの状態にもよりますが、多くがその場で修理完了してしまったというから驚きです。

例えば、スピーカーが鳴らなくなったアンパンマンのおもちゃ。おもちゃドクターが背面のネジを外し、テスターで電流を確認しながら原因を探ります。手際よく半田ごてで線をつなぎ直すと、ものの数分で、再びアンパンマンの歌が流れ出しました。

「日本の規格で作られたおもちゃは構造が整っていて直しやすいんです」とおもちゃドクター。一方で、海外製は構造が複雑で手強いことも。それでも「どうにか動かしてあげたい」と試行錯誤を重ねる姿が印象的でした。

壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中
壊れたおもちゃに命を吹き込む──「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が開院中

壊れたからといって捨てるのではなく、もう一度使えるように直す。そんなサステナブルな心が、このおもちゃ病院の根っこにあります。おもちゃが息を吹き返した瞬間の子どもの笑顔は、何よりのご褒美。

修理を終えた後には、お礼の手紙が届くことも多いそう。「直してくれてありがとう」という一言が、おもちゃドクターたちの次の原動力になっています。

おもちゃドクターベアが登場するアニメーション動画を制作

「おもちゃドクター」がモチーフのベア
「おもちゃドクター」がモチーフのベア
「P」が消えている実際のホテルの看板
「P」が消えている実際のホテルの看板
期間中、ホテルには隠れPenベアがあちこちに
期間中、ホテルには隠れPenベアがあちこちに
「おもちゃドクター」がモチーフのベア
「P」が消えている実際のホテルの看板
期間中、ホテルには隠れPenベアがあちこちに

今年は、愛らしい“おもちゃドクターベア”が登場するストップモーション・アニメーション動画「“P”の大作戦!」も制作されました。
クリスマス前夜に、静まり返ったホテルロビーで起きた、ある出来事にまつわるストーリーをミステリー仕立てで展開。ホテル名「THE PENINSULA TOKYO」と記された看板から突如「P」が消えてしまったのです。「P」は一体誰の手で、どこに、どんな目的で消えてしまったのか……。公式Instagramでティザー映像を公開中なので、ぜひそちらにも注目してみてください。

また、真相がわかる本編動画は11月28日(金)に公開予定。それまでの期間、ホテルロビーの応募箱や公式Instagramを通して「P」の行方に関する謎解きストーリーを募集するアクティビティも開催中です。ユニークなストーリーをシェアすると、抽選でちょっとしたギフトがもらえるそうなので、ぜひ参加してみてくださいね。

ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院
期間:2025年11月2日(日)-12月27日(土)
場所:ザ・ロビーの一角(1階)
申し込み方法:本リンクよりお申込みください(※3日前までの要予約)。
料金: 原則無料
※特殊な部品などが必要な場合は、部品代をご負担いただく場合がございます。

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