健全な暮らしをつくるお金の習慣が身に付く! 来年の家計管理は『クロワッサン家計簿』で。
家計簿に「なぜ買ったか」理由も書き込む。
「大事なのは、“なぜそれを買ったか” という、その時の自分の気持ちと行動パターンを把握することです。家計簿をつけていても “何をいくらで買ったか” を記録するだけで終わってしまいがちですから」と八ツ井さん。
「家計改善とは、今まで買っていたものを見直して、何らかをやめることを意味します。ですから “何をいくらで” より、“なぜ買ったのか” という点がとても重要です。クロワッサンの家計簿は、毎日の支出欄の下にフリースペースがあります。“なぜ” をフリースペースに書くのです。私はそのメモを『おサイフ日記』と呼んでいます」
記入するポイントは、その時の状況を思い出せるようにすることだと八つ井さんはアドバイスします。例えば会社帰りだったり、子どもの送迎の途中だったり……。そして買おうと思った動機と、買った後の気持ちを家計簿につけておきます。果たして「買ってよかった」のでしょうか、「買わなきゃよかった」のでしょうか。モノに溢れ、情報やサービスにもお金がかかる現代社会、このようにちょっと立ち止まって考えてみることが大事かもしれません。
「月毎の集計の時に、この『おサイフ日記』を振り返ることは、とても有効です。後で “いらなかったな” と思うものをどんな時に、どんな気持ちで買っていたか。そこに無駄遣いのパターンが見えてきます。逆に “買ってよかった” にも、いい消費のパターンを見つけることができます」
お稽古事の会費・月謝、スポーツクラブの会費などで銀行口座から自動引き落としのものなどは、月々の決まった支出として固定費に記入します。
医療費控除を申請する際は必ず領収書を。からだのメンテナンスのためのマッサージや鍼灸、指圧などは、医療費控除の対象にはなりません。ケアを受ける頻度が高い場合は、新たにメンテナンス費の項目を立てて記入し、整理を。エステティックやサプリメント購入代金なども、このメンテナンス費に入れると、からだのケア、リラクゼーションにどのくらいお金をかけているか、おおよその目安がつきます。
広告