頑張った後に、もうひと手間。汚れを寄せ付けない24のアイデア。

教えてくれた人

⚫︎和田幸子（わだ・さちこ）さん

タスカジ代表取締役、タスカジ研究所所長
2014年、家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を立ち上げ、蓄積された家事知見を活用する事業「タスカジ研究所」を展開。

⚫︎大津たまみ（おおつ・たまみ）さん

日本清掃収納協会会長
掃除片づけのプロとして30年以上のキャリアを持ち、生前整理法も伝授。著書に『「汚れ予防」のコツと裏ワザ』（青春出版社）がある。

⚫︎よしママ（よしまま）さん

ブロガー、お掃除大好き主婦
ブログ「節約ママのこだわり掃除」で時短＆家族にやさしい掃除、洗濯を研究。著書に『家族が笑顔になる おそうじの魔法』（日本文芸社）。

［排水口｜ぬめり、ニオイ］

天然のバイオ菌が汚れやニオイを分解。掃除したあとのきれいな状態を長く保つ防汚効果も。「排水口に流し込むだけで、ブラシでこする必要はありません。塩素系・酸素系の成分不使用で安心。シンクやゴミ受け、トラップ、パイプにも使えます」（よしママさん）

［コンロのフチ｜細かなゴミ］

「挟まったゴミが取りきれないというストレスを解消してくれます。防水テープなので水や油も滲みにくい上、汚れても拭くだけできれいになるので、日常的なメンテナンスも簡単です」（和田さん）。段差があっても貼りやすく、剥がれにくいのもうれしい!

［シンク｜水垢］

掃除後に、ひと吹きして拭き上げると、フッ素樹脂とシリコーンがシンクをコーティング。「水分をしっかり弾いてくれるので、水垢の付着も防げます。一度塗布したら効果が持続するので、1〜2週間掃除しなくても大丈夫」（和田さん）。洗面台やトイレ、浴室にも。

［電子レンジの中｜吹きこぼれ汚れ］

電子レンジ本体にこびりついた汚れは、落とすのが大変。「このシリコーンゴム製のマットを適切なサイズにカットして敷いておけば、もし汚れてもマットを洗うだけですみます。食器と同様、中性洗剤で洗えるので庫内を掃除するよりもラク」（和田さん）

［魚焼きグリル｜油汚れ、生臭さ］

受け皿にアルミホイルを敷き、抽出後のコーヒーかすをまいておけば、ニオイ予防に効果的。「コーヒーかすは濡れたままでも大丈夫。魚を焼いているときに落ちる油も吸ってくれます」（よしママさん）。魚を焼き終わったら、アルミホイルごとゴミ箱へ。

［レンジフードの溝｜油汚れ］

ギトギトした油汚れが溜まりやすいレンジフードの溝には、不要になった衣類の紐を這わせておくといい。「紐をぴったりの長さにカットし、ずれないように端を磁石で押さえるだけ。紙袋の持ち手やパーカーのフードの紐を抜いて使い回しています」（よしママさん）

［網戸｜ほこり、塵］

網戸本体のサイズに合わせてカット。網戸の上から貼っておくと、花粉をはじめさまざまな汚れが室内に侵入するのを防ぎ、換気も充分にできる。「網戸をきれいに保つだけでなく、フィルターが汚れたら張り替えればきれいになるので、掃除頻度も減らせます」（大津さん）

［冷蔵庫の野菜室｜野菜くず、食材の水分汚れ］

野菜についた土や水分、はがれた皮などで汚れがちな野菜室は紙袋の利用を。「野菜室の底に段ボールなどを敷き、野菜の高さに合わせた紙袋を入れます。紙袋が汚れたら捨てればいいので掃除がラクですし、食材の整理にも役立ちます」（和田さん）

［窓まわり｜カビ］

77％と高濃度のアルコールが菌やウイルスに対して高い除菌力を発揮。「浴室の壁や扉をはじめ、結露のつきやすい窓など、カビが発生しやすい場所に吹きかけています。定期的に行うことでカビ菌の成長を抑制し、清潔に保つことができます」（和田さん）

［キッチン｜油汚れ］

薄いポリエステルフィルムが3枚重なっているので、剥がすたびに新しい面が出てくる壁面シート。「油汚れが気になる場所に貼っておくと安心。素材によっては注意が必要ですが、私はシンク下の扉にも貼って、手拭きタオル周りの黒ずみを防いでいます」（よしママさん）

［窓ガラス｜砂ぼこり、手垢］

雨や黄砂などで汚れやすい窓ガラスをフッ素コーティング。付属のスポンジに液を垂らし塗り込んで拭き上げれば、約2年もコーティング状態が保たれる。鏡にも使用可。「雨の水滴も残りにくく、汚れても拭けば簡単に落とせます」（大津さん）