【美容家おすすめ】豆腐に「のっけ」るだけの美肌レシピ
撮影・小林キユウ フードコーディネート・竹原由紀 文・斎藤理子
必須アミノ酸をバランス良く含み、植物性タンパク質が豊富な大豆。その大豆と水とにがりで作られる豆腐には、健康や美容に効果的な成分が凝縮されている。
抗酸化作用があるサポニン、コレステロール値や中性脂肪を調節して脳を活性化する大豆レシチン。女性ホルモンの働きを促進するイソフラボンには、骨粗鬆症や更年期の症状を改善させる作用があると言われている。善玉菌を増やすオリゴ糖も含まれているので、腸内環境を整えて便秘などを解消してくれる働きも。ビタミンE、ビタミンB₁・B₂などが含まれており、血行を良くして皮膚を健康に保つ効果も期待できる。
こうした有効成分により、腸内環境が整えられ、血行が良くなり、皮膚も強化されるので、豆腐は美肌のためには最強な食べ物のひとつといえる。だからこそ毎日でも食べたい豆腐。美容意識の高い人たちは、豆腐が好きで、食べ方にも工夫を凝らしている。そんなみなさんに実際の食べ方を教えてもらった。和洋中エスニックと何にでも合う豆腐だから、「のっけ」でさまざまな表情と味わいを見せる。豆腐は好きだけれどワンパターンになりがち、とお悩みの人も、今日から手軽に実践できる「のっけ豆腐」で、もっと美しくなろう!
「上質なオリーブオイルと塩が基本。濃厚な豆腐をシンプルに楽しみます」
吉川千明さん(美容家、オーガニックスペシャリスト)の「のっけ」レシピ3選。
上質なオリーブオイルと塩を豆腐に。「オリーブオイルはすべての豆腐のベースにしたいくらい!」
ピータンとパクチーを細かく切り、胡麻油で和えて豆腐にのせる。「ピータンだけだと単調ですが、豆腐に合わせると美味しいおつまみに」
桃屋のきざみしょうがを豆腐にのせる。「生姜がオイル漬けになっているので、豆腐の淡白さと合わせるとちょうどよいですね」
「地元産大豆と湧水、にがりだけの豆腐。甘みと旨味が引き立つトッピングで」
岸紅子さん(NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事)の「のっけ」レシピ3選。
胡麻ペーストと白味噌で作った白和え衣と、季節の果物を混ぜて豆腐にのせる。「即席白和えです。季節の野菜で作ったりもします」
豆腐は水切りしてスライスする。その上に塩をふりかけ、バルサミコ酢とオリーブオイルをかけて、刻んだトマトをのせる。「イタリアンのオードブル風な、のっけ豆腐です」
自家製醤油麹を適量、豆腐にのせる。「ただ醤油をかけるよりずっと深い味わい。旨味を堪能できます」
「柔らかく口どけのいい汲み上げ豆腐は、のせるもののジャンルを問いません」
安倍佐和子さん(美容ジャーナリスト)の「のっけ」レシピ3選。
たくあん、ザーサイ、パクチーを刻み、豆腐にのせる。その上にライムを搾り、胡麻油をひとたらしする。「デトックス効果もありますよ」
オリーブオイルに潰したニンニクを入れて熱し、ガーリックオリーブオイルを作る。トマトとバジルを刻み、豆腐にのせたらバルサミコ酢とガーリックオリーブオイルをかける。「豆腐がワインにも合う、イタリアンな一品になります」
ペニンシュラホテルのXO辣椒醤を適量豆腐にのせる。「これで最高級中華レストランの味に。オイスターソースをひとたらし加えたら完璧」
『クロワッサン』932号より
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