【背中呼吸法3】家事の合間でも気軽にできる、疲れにくくなる方法
息を吸って息を吐く。ただそれだけのことなのに、現代人の呼吸は最小限に近く、ごく浅い呼吸しかできていません。その理由は、肺の一部にしか空気を入れていないから、というのは人気整体師の片平悦子さん。
「私たちが無意識にしている呼吸では、肺の上部にしか空気が入っていません。肺を大きく動かして背中側に空気を入れる。“背中呼吸”によって、より深い呼吸ができるようになります」
片平さんが提唱する「背中呼吸」法によって、自然に腸腰筋が鍛えられ、姿勢が良くなることで疲れにくくなります。今回は家事の合間でも気軽にできる、座って行う背中呼吸法を教えていただきます。

1. 肛門を背もたれと座面の角にぴったりつけるようにして椅子に座る。背中は背もたれにつける。

2. 両手を肩の高さで水平に伸ばす。手のひらは下。

3. 両肘を直角に曲げて、手のひらを後方に向ける。

4. 左右の手をデスクにつき、上体を斜め45度の角度で前傾させる。肘は直角。

5. 4の姿勢のまま、一度口から大きく息を吐く。

6. 同じ姿勢をキープして、足の裏と太ももの内側に力を入れて、鼻からゆっくり大きく息を吸う。3〜5回、呼吸を繰り返す。
これを3〜5回を目安に行ってください。肘を肩より前のポジションにして、デスクに手をつくことがポイントです。
『クロワッサン』892号(2015年1月10日号)より
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