暮らしに役立つ、知恵がある。

 

広告

なかしましほさんの〈第三の居場所〉は「趣味の仲間」──ひとりで楽しむことを基本に、マイペースで仲間とつながる

家庭でも職場でもない、とびきり居心地のよい場所。料理家のなかしましほさんのサードプレイス(第三の居場所)は「趣味の仲間」。そんな第三の居場所があるメリットや、作り方、過ごし方などを実例とともに紹介します。

撮影・市原慶子 文・長谷川未緒

なかしましほ(なかしま・しほ)さん 料理家。『foodmood』『あまいみせ ミニ』店主。『なかしましほ ソウルのおいしいごはんとおやつ』など著書多数
なかしましほ(なかしま・しほ)さん 料理家。『foodmood』『あまいみせ ミニ』店主。『なかしましほ ソウルのおいしいごはんとおやつ』など著書多数

10年ほど前から韓国のアイドルや俳優、カルチャーが好きだという料理家のなかしましほさん。同じように韓国が好きな人たちと、SNSを通じて関わりあうようになった。

「当時はツイッター(現X)から流れてくる情報が圧倒的に早かったので、匿名アカウントを作り、同じようなファンの方のアカウントをフォローしました。最初は見ているだけでしたが、私もアイドルのことや韓国のおいしいお店のことを投稿するように。そのうち相互フォローをしている人とコメントし合うようになって、じわじわ、恐る恐る、やりとりするようになりました」

1年ほど経ったとき、はじめてファン仲間と会うことになった。日本で開催されたファンミーティングに行くことにしたものの、どんな服装がいいのか、自分の年齢で浮かないのかと、緊張でいっぱいだった。そのため、“お会いできたらうれしいです”と連絡をもらったときは、少しほっとしたそう。

仲間とは韓国の食情報の交換もする。お気に入りのキンパ店に行ったりしたことも
仲間とは韓国の食情報の交換もする。お気に入りのキンパ店に行ったりしたことも
帽子とペンはアイドルのオフィシャルグッズ。箸置きは同じファンの友人の自作
帽子とペンはアイドルのオフィシャルグッズ。箸置きは同じファンの友人の自作

「アシスタントからは知らない人と会って大丈夫なのかと心配されましたが、やりとりの中で信頼できる人かどうか、なんとなくわかりますよね。うんと年下の方もいましたが、言葉選びが好きだったり、親近感が湧く投稿をしていたので、思い切って会ってみようという気持ちになれたんだと思います」

次第にいろいろな相互フォロー同士と連絡を取り合い、日本や韓国などで開催されるコンサート会場で会うようになった。時間が合えばコンサートが終わったあと、一緒に食事に行くことも。3〜4人が基本で、多いときは6〜7人集まることもあるという。

「私はずっと仕事しかしてきませんでした。友だちも仕事仲間ばかりで、それはそれで満足していたんですけれど、狭い世界にいたんですよね。韓国が好きになったことで、20代、30代の若い人や、仕事が全く違う人と知り合えました。関心の薄かった話題に目が向くようになったり、行かなかったであろう場所に行くようになったり、世界が広がりました。とはいえオタクはソロが基本です(笑)。いつも誰かと一緒にと思うとストレスになるので、自分のペースは大切にしたいですね」

『クロワッサン』1158号より

広告

  1. HOME
  2. なかしましほさんの〈第三の居場所〉は「趣味の仲間」──ひとりで楽しむことを基本に、マイペースで仲間とつながる

人気ランキング

  • 最 新
  • 週 間
  • 月 間

注目の記事

編集部のイチオシ!

オススメの連載