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【準備編】3世代で挑む2週間のセブ留学。現地の生活を支えた必需品は?

70代の母と40代の筆者、小学2年生(8歳)の長男、1歳10ヶ月の次男、小学6年生(11歳)の姪。世代も目的も異なる5人が向かったのは、フィリピン・セブ島での2週間の語学留学。7年前にも3世代で訪れた思い出の地で、再び学びと暮らしに挑戦しました。今回は、出発までの準備や心構え、持って行って良かったものなど、出発前の舞台裏を紹介します。

撮影・文 岡のぞみ

きっかけは7年前の留学体験

【準備編】3世代で挑む2週間のセブ留学。現地の生活を支えた必需品は?

2018年、長男が1歳半のときに、母と三世代でセブ留学を経験しました。日本とは異なる環境で過ごす日々は刺激的で、現地の先生やスタッフみんなが温かく迎えてくれたことが印象的。長男も現地のベビーシッターに懐き、アクティブに日々を過ごしました。

その長男が小学2年生になり、学校で英語に触れる機会も増えた今、自分の学び直しも兼ねて再び留学を決意。子どもには、英語力以上に、異文化とのふれあいやコミュニケーションを経験してほしいという思いがありました。

今回は、英語に興味を持ち熱心に勉強していた小学6年生の姪も参加。1歳10ヶ月の幼児含む3人の子どもを海外で1人で見ることに不安を感じたため、70代になった母にも声をかけたところ、「行きたい!」と即決。孫と一緒に過ごせる時間も目的のひとつだったようです。こうして、世代も目的も異なる5人が集まりました。

学校と留学エージェントの選び方

前回は住居でレッスンを受けるアットホームな環境
前回は住居でレッスンを受けるアットホームな環境
今回は大人も子どもも机を並べて共に学ぶ
今回は大人も子どもも机を並べて共に学ぶ
前回は住居でレッスンを受けるアットホームな環境
今回は大人も子どもも机を並べて共に学ぶ

渡航までのスケジュールは以下の通り。

8カ月前:エージェントを通して学校を決定。手付金支払い
6カ月前:航空券予約(価格をこまめにチェックし、セール時に購入)
2カ月前:残金支払い
2週間前:語学学校のレベルチェックやオリエンテーション受講、海外旅行保険加入
3日前:荷造り開始、足りないものの買い出し

留学準備の第一歩は学校選びから。ネットで親子留学に強そうなエージェントを検索し、学校選びの相談をしました。

子どもがいるので治安が良く、放課後も楽しめるように滞在先にプールがある、もしくは海が近い環境であることをリクエストし、学校を提案してもらいました。セブにはたくさんの語学学校がありますが、1歳児の受け入れが可能な学校は少なく、条件を満たす学校は2〜3校。その中から、住環境が一番理想に近い学校を選びました。

エージェントにより提案される学校が違うことや、担当者との相性など考慮し、2〜3社比較してみると良いかもしれません。当初は、2度目のセブ留学ということもあり、自己手配も考えました。しかし、仲介手数料がかからず、学校選びや現地での準備など、出発前に色々と相談できたので、手間の面でも安心感の面でもエージェントを通して良かったです。

綿密な準備が現地の生活を安心したものに

自炊目的でコンドミニアムを選択
自炊目的でコンドミニアムを選択
疲れた日のメニューとして大活躍したそうめん
疲れた日のメニューとして大活躍したそうめん
自炊目的でコンドミニアムを選択
疲れた日のメニューとして大活躍したそうめん

〈持って行って良かったもの〉

医薬品:整腸剤、風邪薬、解熱剤など。実際に子どもが発熱や吐き気を訴えることが何度かあったため、大活躍しました。
爪切り:爪が伸びたり、ささくれができたりと、意外に出番が多い必需品。
生理用品:現地でも買えますが、デリケートゾーンに触れるものなので、日本製を持って行っておくのが◎
文房具:現地購入も可能ですが、日本製のペンやノートは品質が高く書きやすい。
子ども向けグッズ:長男にはタブレットやゲーム、次男には車のおもちゃやシール帳、落書き帳。飛行機の中での時間つぶしや、慣れない環境での“心の安定剤”になりました。
日本食材キッチン付きのコンドミニアムに滞在したため、基本的に自炊。そうめん、お茶漬け、米、ふりかけ、炊き込みご飯の素、お菓子などを持参しました。おにぎりは学校用のランチ、麺類は夕食用と、現地の食生活を支える救世主になりました。特にそうめんは茹で時間が短く、温麺にしてもおいしいため重宝しました。

〈持って行かずに後悔したもの〉

おしり拭き十分量を持っていったつもりが、想定以上に使用。現地で購入したものは香りが強くて使いづらく、日本製の方が安心。
ラップおにぎり作りや保存用に必須。現地でも購入できましたが、カッターがついておらず、切りづらいことも。
スキンケア・ヘアケア用品荷物を減らすために、普段とは違うメーカーのトラベルサイズを持参。紫外線や環境の違いで肌や髪がダメージを受けたため、かさばってでも使い慣れたものを持ってくればよかったと痛感。

基本的には、足りないものは現地で購入可能。ただ、肌に触れるものや口にするものは、日本から持参した方が安心です。

いざ行くことが決まると、期待と同じくらい不安も募っていきました。次男はイヤイヤ期の真っ最中。人見知りもひどく、ベビーシッターに預けて大丈夫か? 毎日泣いて過ごさないかと心配でした。
長男も環境の変化に敏感な性格で、精神面から体調を崩さないだろうか。「日本に帰りたい」と言い出す可能性も頭をよぎりました。また、現地の食事が子どもたちの口に合うか、お腹を壊さないかといった体調面の懸念もあり、出発前の心配は尽きませんでした。

これらの心配が的中したか、取り越し苦労だったかは、次回の「現地での学校生活編」で、学校の様子や、3世代それぞれの学びや成長とともにお届けします。

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