見て、心を癒やす、動物モチーフのジュエリー。【大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」】
毎月1つのテーマで、装う楽しさを再発見します。
撮影・小川真輝
こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。
今月お送りするのは、「愛でる」視点で選んだジュエリーです。ひとに見せるというよりは、自分の心が安らぐ、インティメイトなアイテム。
前編はアニマルモチーフです。中でもデザインした人の、モチーフへの愛とこだわりを感じたものを選んでみました。
上の犬たちは散歩の途中で振り向いた柴犬と、お座りしているかしこいレトリーバー。細かい設定がたまりませんね。実は写真は裏面で、表面はつるりとさりげないシルエット。熱い愛はあえての裏に!
次は来年の主役、ドラゴン。口には願いを叶えるといわれる宝珠に見立てた淡水パール、青い瞳もエレガントです。
そして指先からパワーをくれるのは強運の象徴、虎のリング。一方シェルカメオの白熊リングは、親子で過ごす短い期間を閉じ込めたというデザインソース。眺めているとなんだか胸が温かくなりますね。
シルバーのブレスレットはネイティブアメリカンのアミュレットに着想を得たもの。動物や鳥を象った小さなチャームが手首にフィット、たしかに護ってくれそうな気がします。
今年が終わる、ウソでしょ!?と心ざわつく師走。大丈夫、みんな同じです。小さな動物に密かな癒やしと加護をもらいつつ、よき来年を迎える心身の準備に、ぼちぼち取り掛かりましょう。
『クロワッサン』1107号より
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