十代目松本幸四郎を父に持つ歌舞伎界のサラブレッドであることに加え、その端正なルックスで、世間の話題をあっという間にさらった、八代目市川染五郎。
2018年11月に上梓した、『儚(はかない) 市川染五郎』では、四代目松本金太郎時代から、八代目市川染五郎を襲名までの決意や、父・十代目松本幸四郎からの手紙、将来演じたい役など、今の染五郎の魅力をあますことなく伝える一冊になっている。
染五郎自身も、「襲名する前と後の変化を(この本で)見てもらいたい」と語り、襲名披露中に訪れた声変わりの苦労なども綴られている。