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使ってみて本当によかったものだけ!
暮らしを彩る、洗練された贈り物。

「人にものを贈る機会は多いです。でも『贈りもの』という大げさな感じではなく、さりげなく手土産のような感じで直接、渡しています」

そう話す井山三希子さんは、その手で、丁寧な暮らしに寄り添うような器を生み出している陶芸家。井山さん選ぶ贈りものは、自身の作風同様に、生活の中のひとときを彩り、心豊かにしてくれる日用のものたちだ。

「まずは、自分が使ってみてよかったもの。また、人から贈られて、よさに気づいたものもあります」

ごま炒り器は、まさに後者。いただいて使ってみたら、「デザインもきれいだし、ごまをする前にひと手間、火にかけて炒る、という行為やその時間が、自分の暮らしをちょっと豊かなものにしてくれる感じがしました」。

仕事で知り合った作家仲間の作品を贈ることもある。東屋の木製のバターケースは、一緒に仕事をする機会の多い猿山修さんがデザインしたもの。同じく猿山さんデザインのバターナイフをセットにしても素敵だ。

「猿山さんは音楽活動もされていて、CDを出しています。ボーカルの入っていない音楽で、何か作業をしながら聞いていても心地のいい音ですから、猿山さんのCDをほかの贈りものに添えて差し上げることもあります」

自身の個展が開かれるときに、会場となるギャラリーや店の人にこのCDを贈ることもある。暮らしに、空間に、BGMのギフトというのも、粋だ。

 

暮らしをちょっと豊かにするごま炒り器。

新潟県燕市で良質なものづくりを追求しているキッチ ン用金属製品の老舗『工房アイザワ』製のごま炒り器 2,850円(木屋日本橋本店)

新潟県燕市で良質なものづくりを追求しているキッチ
ン用金属製品の老舗『工房アイザワ』製のごま炒り器
2,850円(木屋日本橋本店)

美しい木製のバターケースとバターナイフ。
職人の技術が光る日本の道具を現代のデザインで蘇ら せる『東屋』のバターケース 200g 半切り4,700円、バ ターナイフ4,500(SCOPE)

職人の技術が光る日本の道具を現代のデザインで蘇ら
せる『東屋』のバターケース 200g 半切り4,700円、バ
ターナイフ4,500(SCOPE)

贈りものに添えてもいい、心地よい音楽。
ギュメレイアウトスタジオのデザイナーで、古陶磁や テーブルウェアを扱う『さる山』主宰、音楽家でもある猿山修さんのCD 各1,000円(さる山)

ギュメレイアウトスタジオのデザイナーで、古陶磁や
テーブルウェアを扱う『さる山』主宰、音楽家でもある猿山修さんのCD 各1,000円(さる山)


 

◎井山美希子さん 陶芸家/洗練されたシンプルな形の中に柔和な表情のある白い器と黒い器が好評。著書に『作ること暮らすこと』(産業編集センター)。

 

『クロワッサン』913号(2015年11月25日号)より

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