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子どものお迎え、何で行く?
雨雲の位置と動きをチェックするアプリ。

文/写真・栃尾江美(クロワッサン倶楽部読者モデル)

小さな子どもは雨が好きなようですが、連れて歩く親にとっては大変。アプリの力で雨雲を回避したいものです。

小さな子どもは雨が好きなようですが、連れて歩く親にとっては大変。アプリの力で雨雲を回避したいものです。

とても雨の多かった今年の秋。数年前まで雨はそれほど嫌いじゃなかったのですが、自転車を常用する身になると話は別。自分だけなら少し濡れても乗ってしまいますが、子どもを乗せるとなると話が変わります。

幼稚園や保育園は、送り迎えに自転車を使える前提で選んでいる方が多いのではないでしょうか。でも盲点は雨の日。「雨の日の送り迎えは何かの罰ゲームのようだ」と、あるNPO法人のイクメンパパがツイートしていたこともありました。

親も子どももカッパを着て、送り迎えをしているお母様方を見ると頭の下がる思いです。ひとりならまだしも、前と後ろの両方に子どもを乗せていたりすると、母のパワーはすごい!と感激。

息子が通っている保育園と幼稚園は幸いにも駐車場があるため、雨の日は車で送り迎え。ということは、家を出る時に移動手段を判断しなくてはなりません。できれば、乗り降りも駐車も手軽な自転車で行きたいものの、「雲行きが怪しい」「空がゴロゴロ鳴っている」というときは非常に迷います。

 

今降っている状況から自分で予想してみて。

そんなときに欠かせないのがアプリ「雨メッシュ」。現在雨が降っている場所を地図上に表示してくれます。色によって降雨量がわかるので「このあたりはゲリラ豪雨かも…」という判断も可。ただ、現在の状況が見られるだけではなかなか予想は難しいと思いませんか? 実は、過去60分の時間経過がチェックできるのです

左下の「再生」ボタンを押すと、雨雲がどんどん動いていく様子がわかります。だからこの後の様子が予想できるわけです。「お迎えに行く30分の間、天気が持つか」――雨メッシュがあれば、かなりの確率で予想が的中します。

雨メッシュは「東京アメッシュ」のデータを元にしていますが、これは東京限定のサービス。周辺の山梨県東部や、千葉県、埼玉県、神奈川県なども見られるものの、区や市の境界線が表示されているのは東京のみなので、現在地が把握しづらいかもしれません。そう、Googleマップなどとは違い、現在地を示すマークがないのです。自分がどこにいるのか、地図上から探さなくてはならない点がやや不便。ただ、現在位置を測定するまでの「間」がないため、急いでいるときにはむしろありがたいのです。

雨がもう少しで東京を通り過ぎるのがわかります。ほとんどの雨は西から東に流れていきますが、台風の接近中は東から西へ流れていきます。

雨がもう少しで東京を通り過ぎるのがわかります。ほとんどの雨は西から東に流れていきますが、台風の接近中は東から西へ流れていきます。


雨メッシュで見られない地域の方は、全国に対応している同様のアプリを使いましょう。例えば、「気象天気図」の「レーダー・ナウキャスト」機能や、「tenki.jp」の「豪雨レーダー」機能など。これらのアプリは、他にもたくさん機能があるのでメニューを探す手間などが増えます。

これまでの経験から学んだのは、判断が難しいときには雨対策をして出かけること(当たり前?)。「大丈夫だろう」とカッパなしで自転車に乗ったはいいが、途中で雨が降り出し、土砂降りの中でびしょびしょになりながら帰ってきたことがありました。働くママはあまり時間がありませんから、30分や1時間の雨宿りもバカにならず、濡れるのを厭わず突き進んでしまうのです。

皆さんも、頑張りはほどほどに。しばらく雨が止みそうにないなら、ときにはゆっくり歩いて迎えに行ってもいいですよね。

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