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遊び心満載 建築面積19平米。狭くても楽しい暮らし方。

【品のある暮らし】vol.7

狭小住宅でも楽しく過ごせる暮らし方。

建築面積19平米。建築面積だけをみれば、学生が一人暮らしをする部屋ほどの広さ。いわゆる狭小住宅に、家を建てた夫婦2人。ここに決めたのは、東京の真ん中にあって自然豊かな周辺の環境に惹かれたからだそう。

今回は、「狭いながらも、料理が楽しめ、本やレコードの収納もできるだけ多く、楽しい家」という夫妻のリクエストを形にした建築家・西久保毅人さんに家作りのポイントを伺いました。

 

1. 料理好きの妻が腕をふるえるよう、収納は多めに。

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人が集まる1階では、大きなオーブンを備えたキッチン。料理好きの妻が自慢の手料理をふるえるよう、収納は多めに確保。そのかわり電子レンジや炊飯器は持たないことに。

 

2. こんなのところにも。遊び心あふれる階段収納や棚。
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「つくれる収納は全部つくろう」と夫が提案し実現した階段収納。かさばるケースを処分したCDは1枚ずつ不織布の袋に入れてスペースを有効活用。また、少しのスペースも活用できるよう、天井付近の棚を作り付け、収納を確保。夫妻の趣味であるレコード盤が無理なく立てておける。

 

3. 寝そべって空を見たいから、洗い場はなし。
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当初は浴槽を小さくして洗い場を設ける予定だったそう。でも大きな浴槽に寝そべって、奥にある窓から空を眺めたいと思い、洗い場は作らなかったそう。

 

4. 2階はくつろぎスペース。ベッドはソファに。
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リラックスタイムはベッドの上で読書。夫婦それぞれに個室はないが一人になりたい時はそっと家を出て行けば良いのです、とのこと。

 

5. 家と街をつなぐ窓と外壁。
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どんなに工夫しても料理に音楽に多趣味な夫妻にとって広さは充分ではない。そこで二人は街全体を家だと考えることに。東京にはカフェも図書館もライブハウスも揃っている。「足りないものは探しにいけばいいじゃない」と考えることで身軽になったそう。

都会の真ん中でも自然の気配を感じられる窓からは、家の前にある立派な樹木を眺められ、外壁をゆるやかにカーブさせ草花を植えることで、道行く人が足を止め、交流が生まれるきっかけになる。
完成した家が不思議なほどに窮屈さを感じさせないのは、住む人の気持ちが家の中にとどまらず、街に広がっているからのよう。

構成・浦本真梨子

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