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これで充分 モノを捨てて行き着いた“モノを捨てない暮らし”。

【品のある暮らし】vol.5

心から大切に思えるものだけと暮らすことで日常生活も心豊かに。

必要のないモノを捨てた結果、残ったのはテーブルと椅子だけ。掃除が楽に。

必要のないモノを捨てた結果、残ったのはテーブルと椅子だけ。掃除が楽に。

人が住んでいることが信じられないほど、モノの少ない部屋に家族4人で暮らす、漫画家のゆるりまいさん。

今では信じられないけれど、以前は、亡くなったご先祖様のモノから現代のモノまで、びっしりモノに囲まれた “汚家(おいえ)”に住んでいたそう。

2011年の東日本大震災がきっかけで、仙台に住むゆるりさん一家は家を喪失。モノが溢れていた家の中で感じた大きな揺れは死を覚悟するほどだったという。これを機に、一緒に暮らす祖母、母、夫の協力もあり、“安全に暮らせる家”をめざし、モノの少ない整頓された住まいづくりを心がけるように。

もともと覚醒していた片付け&捨て癖が、さらにヒートアップし、モノ=重荷と感じるほどの“モノを捨てたい重病患者”になっていたというゆるりさん。

「安かったから」、「いいモノがなかったから間に合わせで」、など『とりあえず買ったモノ』を徹底的に処分してわかったのは、捨てずに残したものがすべて『お気に入りと胸を張って言えるモノ』だったという。

家族4人分の食器はこれだけあれば充分。

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何かと増えてしまう食器類も、よく吟味すればここまで減らせる。棚が余るほど少ない

 

調理器具はお気に入りだけを厳選。
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キッチンの引き出しには、ゆるりさんが大好きだという野田琺瑯の鍋。必要なモノには妥協しない。

 

リモコンも戸棚の中に。使うときだけ取り出せばいい。

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すっきり暮らすために、少しの手間は惜しまない。ティッシュやハサミは使ったあとは、戸棚に戻す。慣れてしまえば意外と不便さは感じないもの。

見た目の美しさだけではなく使い勝手も良く、これから先も使っていきたいと思えるモノだけ。そんな、本当にお気に入りのモノだけに囲まれた生活は、モノに対する感謝の気持ちが芽生え、扱い方も自然と丁寧になり、お手入れそのものを楽しめる余裕ができるほどに。

これらの経験を経て、簡単にモノを買わなくなった今。日々使うものを心から大切だと思うことで、些細な日常も楽しく過ごせることを知り、モノの力に感動しているそう。

 

構成・浦本真梨子

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