Vol. 41 肌のアンチエイジング医療
この連載コラムでは、女性医療ジャーナリスト、増田美加が“女性の医療最前線”を毎回お伝えしています。
肌の乾燥、くすみ、たるみ、ちりめんジワ、たるみ毛穴、ニキビ跡の色素沈着…、年齢を重ねると、気になる部分が×2乗で増えていくような気がします。
近ごろ、同世代の女性たちから、美容医療についての質問を受けることが多いので、今回は、美容医療の世界をリードする「聖心美容クリニック」の統括院長である鎌倉達郎先生に、お話を伺いに行きました。
「美肌治療は、どんどん進化しています。老化した皮膚を修復したり、再生機能を強化したりすることまで可能です」と鎌倉先生。
最新の治療で、肌の乾燥、くすみ、たるみ、ちりめんジワ、たるみ毛穴、ニキビ跡の色素沈着…など、女性に多い悩みを解決してくれる、おすすめの治療はなんでしょうか?
「『新・水光注射 FILORGAメソッド EB』という薬剤を真皮内に細かく注入する治療を今年2月から始めています」と鎌倉先生。
羊の胎児から採取した胚細胞由来の薬剤「Embryoblasts(EB)」を使って、老化によるシワ・たるみなどの予防、または修復を促して、肌が本来もつ再生機能を高めます。
海外セレブが愛用しているエイジングケア製品を持ち、エイジング治療医学のパイオニアとして名高い「FILORGA(フィロルガ社)」が手掛ける薬剤。
「ヴィタールインジェクター」という専用の注入機器を用いて、薬剤を真皮内に「細かく」注入することで、うるおい感やハリ感を高めます。
注射は、美容初心者にとって、「痛いのでは?」「跡が残るのでは?」「不自然な表情になるのでは?」と不安に思う人も少なくありません。
実際、見てみると、注射と言っても、専用の注入機器で、皮膚を吸引しながら均一な量と速度で薬剤を注入するので、大きな痛みはありません。麻酔クリームを塗るので、チクリとする程度。注入部分に赤みが残りますが、数時間で治まります。
カウンセリング後、施術自体は約20分~30分。3日~1週間程度で肌に弾力が出てふっくらしてくるそう。
でも、そもそも「水光注射」とはどういう意味なのでしょうか?
韓国では、水分をたっぷりと含み、メイク後にもうるおいを感じられる肌を「水光皮膚(ムルガァンピブ)」というのだそうです。
透き通るような肌美人が多い韓国では、クリニックでの美肌ケアとして定番に。韓国の女優やモデルは美肌を保つために、水光注射を定期的に受けることは常識になっているとか。
お肌の水分バランスを調整し、うるおい感のある肌に仕上げる美肌治療。くすみの解消、ハリ感UP、小じわの改善を促してくれます。
みずみずしく潤いに満ちた、艶やかな肌! 理想ですね!
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