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手間ひまかけずに美しい家を保つ「使ったら手入れ」の法則。
【品のある暮らし】vol.11
忙しい日々の中、なるべく手間ひまかけず美しい住まいを保つ。その極意をハウスクリーニング会社「フラオ グルッペ」代表・沖幸子さんに伺いました。
使いたくなる美しい道具をすぐ手の届く場所に置く!
掃除上手になるコツは、「使った時に手入れすること」。
たとえば、洗面所やトイレなら自分が使った時が掃除時です。使ったついでにちょっと拭く、ちょっと磨く。短い時間で体力もあまり使わず、軽やかに掃除をします。
キッチンも、使った後にタオルで全部拭き上げれば、1分ほどで終わるそう。タオルは朝にシンクの縁にかけておくと、上から太陽があたって夕方には乾きます。シンクもカウンタートップも1枚のタオルで拭き上げています。
インテリアに自然となじむ「手ぼうき」。
美しい花や絵が飾られたリビングの一角。右手に置かれた陶器のちりとりとほうきは実際に使っている掃除道具。
インテリアに溶け込んだ手ぼうきはとても100円ショップで買ったとは思えません。掃くだけでなく、濡れタオルをかぶせて壁やランプシェードをなでるように掃除する使い方もあります。
臭いがするのは汚れの合図。
カウンターの片隅に、小皿に入れた茶葉が置いてあります。これはナチュラルな消臭剤。コンロで料理をするときにはかたわらに持ってきて、換気扇とダブルで消臭効果を狙います。
沖 幸子さん/フラオ グルッペ代表、生活評論家。手際よくきれになる掃除術に定評が。最近は、暮らしに関するエッセイも評判。昨年12月下旬に新刊『ていねいに、日々をつむぐ』(KADOKAWA文庫)が発売に。
構成・浦本真梨子
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