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Vol. 39 長嶋茂雄さんの姿に、モチベーションをあげる年始。

あけましておめでとうございます。
2015年はどのようなスタートを迎えましたか?

私はというと…、年末から風邪をこじらせてしまいました。
この風邪が、熱が上がらないものの、頭痛とのどの痛み、鼻づまり…とネチネチと責めてくるタイプ。
正月と言えば、毎年「寝正月」と決まっているので、過ごし方に大差はないが、なにをやるにも体が重く、やる気も食欲も出ない。
体調に反して天気は快晴。富士山の姿も凛々しく、リフレッシュしようと初詣に出かけるも、ひいたおみくじは人生初の「凶」。
こうなってくると、自分の体の状態がわからなくなってしまうようで、なにもする気が起きないのは、ただサボりたいだけなのか、それとも体が弱っているのか、判断がつかなくなった。

そうしてゴロゴロと寝込んでいると、テレビに長嶋茂雄さんが映し出された。1月3日に放映された『独占!長嶋茂雄の真実〜父と娘の40年物語〜』(TBSテレビ)という番組で、たいして興味はなかったのだが、やはり栄光の男が放つものはテレビを通しても伝わってくるのか、目が離せなくなった。
ご存知のとおり、長嶋茂雄さんは10年前に脳梗塞に倒れたが、その後、驚異的な回復力で現在も各地で活躍している姿はよく目にしていた。そのたびに私は長嶋さんのスーツ姿の美しさにいつも感動していた。それは、元野球選手の体格のよさというだけではない、まさに富士山のような誰からも愛される美しさと厳格さをあわせもっているような…。

きっと厳しいトレーニングを欠かさないのだろうと想像はしていたが、番組で紹介されたその様子は想像を遥かに超えるハードさと熱さであった。
なかでも心を動かされたのは「かけ声」だ。
トレーニングに向き合っているとき、サポートするトレーナーも長嶋氏も、ものすごく大きな声で、「1、2、3、4、5…」とかけ声をかけて体を動かしていた。

人は体が弱ると、声が小さくなる。
私はこの年末年始、なるべく声を発したくなかった。その気持ちと体は連鎖して、体も動きたくなくなっていた。

声を出していこう。

いまも病気と闘い続け、必ず「勝つ」と不屈の精神で向き合っている長嶋さんの足元にも及ばないのは百も承知だけれど、元気な声を出して体に響かせよう。

長嶋さんの姿に心うたれ、気合いを入れた2015年の始まりでした。

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