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Vol. 38 お疲れ“胃”をスッキリさせる簡単エクササイズ♪

長い間、「胃」の不調とは無縁と思って生きてきた。
キリキリ、チクチク、もやもや…といった語感はわかるような気がするが、からだの実感として、味わったことはないと思っていた。

数年前の冬、かかりつけの治療家・森田愛子さんにあばら骨の真ん中あたりを手で触られたとき、重くて硬い感触に驚いた。
「あらー。胃が疲れてるねー」
忘年会続きで食べ過ぎても、年末進行で多少のストレスがあっても、丈夫だと思い込んでいた私の胃は、すっかり疲れ果てていたのだ。

治療のあと、同じ場所を触ってみるとふわふわ柔らかい。立ち上がると、胃だけでなく、からだ全体も軽やかだ。
「胃の疲れは全体に影響するからね」と森田さん。

それ以来、ときどき横になって自分の手で、胃の上あたりを触ってみるのが習慣になった。
外食で重めの食事をしたときや、冷たいものを摂りすぎたとき、仕事が立て込んでいるとき、とくに何もなくても(!)、胃のハリを実感できるようになった。
そして、森田さんから教わった胃のお疲れ解消エクササイズを行う。

両手のひらを前向きにパーに開いて、肘をしっかり伸ばし、お腹をへこませる。

両手のひらを前向きにパーに開いて、肘をしっかり伸ばし、お腹をへこませる。

片手を体の横で円を描くように大きく上にあげる。その際、胸の側面を横に出すように。

片手を体の横で円を描くように大きく上にあげる。その際、胸の側面を横に出すように。

あげた手を下ろすと同時に逆の手を同じようにあげる。この交互の動作を30〜60秒、リズミカルに行う。最後は両手を下ろし、深呼吸。

あげた手を下ろすと同時に逆の手を同じようにあげる。この交互の動作を30〜60秒、リズミカルに行う。最後は両手を下ろし、深呼吸。

実は私はこの動きが苦手だ…><。
どうしても手を動かすことに気を取られて、腰が左右にブレブレになってしまうのだ。このエクササイズは、腰はぶらさないように、胸を左右に突き出して、胃をゆりかごのように動かすのがポイント。

多少はポイントが外れても(いや、ほんとはよくないけど)、この動きをすると胃はスッキリする。
なにより、ずっと過信していた自分の胃をいたわることを覚えたのは大きな一歩だ。
「自分のからだに注意を向けること」。
治療にいくたび、何度も何度も聞かされる森田さんの言葉の真意をつかんだ気がした。(気がしただけで、からだの奥深さは宇宙並)

宴会続き&年末進行で大忙しのみなさんも、お疲れ“胃”をすっきりさせてあげてくださいね。

森田愛子さんの治療院K−Raku style
30代から50代までの世代の女性特有の悩み(むくみ・腰痛・肩こり・生理痛・生理不順・肌荒れ・便秘など)に対して、症状改善から根本的な体質改善まで導くことを得意とする。

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