Vol. 37 “骨粗鬆症”治療のスペシャリスト
骨は、とっても大切です。
特に女性は、閉経以降、急激に骨密度が減少することがわかっています。
今まで、女性ホルモンのエストロゲンに守られていた骨ですが、そのバリアが解けると骨も老化しやすくなります。若いころ、過激なダイエットをした人も骨粗鬆症のリスクが高まります。
今回は、骨粗鬆症などの骨代謝のスペシャリストである「健康院クリニック」(東京・銀座)副院長の細井孝之先生をご紹介します。
細井孝之先生は、千葉大学医学部医学科を卒業し、バンダービルト大学医学部血液研究部門研究員、東京大学医学部老年病学教室講師、外来医長、東京都老人医療センター(現:東京都健康長寿医療センター)内分泌科部長、国立長寿医療研究センター臨床研究推進部長を歴任されました。
日本骨粗鬆症学会理事で、専門分野は、骨粗鬆症などの骨代謝疾患、老年医学、抗加齢医学です。テレビではTBS「駆け込みドクター」、NHK「ためしてガッテン」「団塊スタイル」「ここが聞きたい!名医にQ」「今日の健康」などに多数出演なさっているのでご存知の方も多いと思います。
著書『老化か? 病気か? それが問題だ。』(マガジンハウス)も大好評です。
自分の体に起きるちょっとした不調は、年齢とともに感じやすくなります。不調の中には、病気と関連があるものもあれば、加齢にともなう老化もあります。 病気発見の重要なきっかけになるような不調や変化まで、「年のせいだから」と放っておいては一大事。病気のサインは、見逃さないことが大切。
老化なのか? 病気なのか? その見極めが、寿命を延ばしも、縮めもします。この本では、多くの人に起こりがちな86の不調について、その見極めを細井先生が詳しくさまざまな角度から解説しています。
細井先生が副院長を務める「健康院クリニック」では、予防医療プログラムとして「骨強化プログラム」を実施。
骨や関節の老化、骨粗鬆症による骨折を予防し、骨密度を上昇させるだけでなく、「骨質」の改善を目的として、骨強化も図ります。
お勧めしたいのはこんな方です。
• 骨粗鬆症と診断された方。
• 骨粗鬆症の治療をうけているが「骨質」対策も考えたい方。
• 骨粗鬆症には至っていないが早期の治療を考えたい方。
• 骨を含む運動器全体の健康を求める方。
治療効果としては、
• 骨密度の上昇
• 骨質の改善
• 骨折予防
• ロコモティブシンドロームの予防
が期待できるそうです。
人間の体の中で、とくに運動とかかわりの深い「骨」「関節」「筋肉」の部位をロコモと呼びます。加齢とともに、下肢を中心にこれらの部位の機能が衰えてきて、立ったり座ったりするのがつらくなり、ついには「歩く」という人間の基本動作さえままならなくなってしまう。その危険性が高まった状態を「ロコモティブシンドローム」と言います。
「骨強化プログラム」の流れは、まず検査。DXA(骨密度・体脂肪量・筋肉量)、血液検査(骨代謝マーカー、Dセットを含む)、酸化ストレス測定検査、体内糖化度検査などを行います。
骨密度を測る機器は、さまざまありますが、正確に測るには、DXAが最も精度が高いと言われています。
診察結果から、症状改善や将来の病気リスクのための治療を行います。治療にはさまざまな選択肢があるのもこのクリニックならでは。
サプリメント療法(ドクターズサプリメント)、食事療法・栄養指導、運動指導、血液クレンジング®、抗酸化高濃度ビタミンCカクテル点滴、骨粗鬆症治療薬などなど。
治療後は、治療結果を評価するために、治療前と同じ検査を行い、治療効果をしっかり確かめます。
「健康院クリニック」の予防医療プログラムは、検査だけ・治療だけでなく、検査と治療のサイクルを回すことで、病気にならない体づくりをサポートすること。
さらに、医師だけでなく、看護師や健康カウンセラー(薬剤師や管理栄養士)、運動カウンセラー(健康運動指導士)が一体となったチームを組み、健康サポートを行うことも大きな特長です。
安心して過ごせる、女性専用フロアもあります。
骨に不安がある人、閉経した人は、早目に骨密度チェックをしていきましょう!
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