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Vol. 31 中秋の名月のお供えしてみました。年中行事って楽しい!!

先日の9月8日は中秋の名月でした。
関東地方は雨曇りで残念ながらお月様を拝めなかったけれど、初めてお供え物を飾ってみた。

お団子とススキのイメージはあったけれど、その由来も知らず調べてみると、そもそも中秋の名月は「満月」とは限らないらしい…。
手元のカレンダーには満月は9日と書いてあって、おかしいなとは思っていた。けどハワイのカレンダーだと満月は8日となってるから、微妙な時間なんだな…くらいのことだったんだけど。

中秋の名月は、十五夜とも呼ばれるとおり、旧暦8月15日に見える月を意味する。十五夜の日は満月に近いものの新月から満月に至る期間は毎回15日間ではないらしく、年によってズレるそうなのだ。
しかも旧暦と現在の暦の数え方は違っているので、中秋の名月の日程も毎年かなり違っている。
ちなみに来年は9月27日で、2016年は9月15日、2016年は10月4日…と今年より1カ月弱も遅い。

そういえば、お団子を買いにいくとおまけにススキをくれたのだけど、「今年は早いからススキがあまりなくて、なんとか見つけてきたんです」
と話していた。

ススキを飾るのは、稲穂に似ているということや、ススキの鋭い切り口が魔除けになると言われているそうだ。
団子は穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったのが始まり。団子の数は、その年に出た満月の数として12個と、十五夜だから15個という説があるそう。うちはたくさん食べたかったので15 個。

その他、芋類の収獲を祝う行事でもあるので、里芋やさつまいも、この時期にとれる野菜や果物を盛る。

さらに、秋のお月見は十五夜だけでは終わらない。
十三夜と十日夜(とおかんや)の行事がある。

十三夜とは、十五夜の後にめぐってくる十三夜を指し、旧暦9月13日のお月見のこと。十三夜は十五夜についで美しい月だといわれ、どちらか一方のお月見しかしないと「片見月」と呼び、縁起が悪いといわれているそうだ。
今年の十三夜は10月6日。
ちなみにこの2日後の8日は皆既月食(太陽、地球、月の順に一直線に並んだときにおこる現象で、月が赤銅色に輝く)があり、晴れていれば日本全国でみることができる。

十日夜は旧暦10月10日に行われる収穫祭のこと。これは地域で行事内容が違っているようなので、今度改めて調べてみたいと思う。

ところで十五夜にお月見をしようと思ったのに、お天気の都合で拝めなかった場合は、十三夜もお月見をしないほうがいいのだろうか。
心の眼でお月見をしていれば、きっと大丈夫だと信じて十三夜を楽しみに待とう。

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即席のお供え物。お団子はすでに売り切れだったので、おまんじゅうで。来年はお団子を作ってみよう。

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