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専門家に聞く、スマホカメラの特性とすぐできる効果絶大の撮影術。

  • 撮影・黒田智之 文・河野友紀 イラストレーション・mollydomon

3. 被写体に思い切り寄れるのもスマホの長所。立体感のある写真が撮れる。

持ちやすく構えやすいスマホは、被写体にカメラを近づけるのも容易。
「スマホの機種によって異なりますが、一般的には10cm程度まで、中には4〜5cmまで近寄って接写撮影できるものも。被写体に近づけば近づくほど背景のボケが大きくなり、より立体感のある写真が撮れます」
上のお手本では、手前の花を接写して、遠近感が美しい広がりある花畑に。

一方、寄りの画像はデジタルズーム機能でもできるが、ズームの度合いを示す〈ズームバー〉の3分の1〜半分程度までに留めておきたい、と黒田さん。
「デジタルズームは画質の低下を招くので限度はそこまで。写り込ませたくないものを避ける、画角の調整、整理のために使う意識にしておきましょう」

アップを撮りたいなら、デジタルズームを使うより、まず被写体にカメラを寄せてみる。思った以上に近づけるはず。

【通常の距離感で】
カフェなどでよく撮影されがちな写真。背景にいろいろなものが写り込み、おもしろみに欠ける。

【カメラを寄せて接写】
パフェのイチゴにグッとレンズを寄せることで、後ろの皿や風景が一気にボケて、迫力とシズル感が増す。

黒田智之(くろだ・ともゆき)●フォトグラファー。『「いいね!」を増やすスマホ写真の撮影レシピ』(C&R研究所)などの著書が。今回の画像はすべてAQUOSフォンで撮影。

『クロワッサン』963号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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