撮影時、画角調整は液晶画面を見て行うが、実際のレンズの位置は液晶画面より少し上にあるので、微妙に“見下ろす”視点になってしまう。
「スマホで撮った写真が頭でっかちになりがちなのは、レンズが上に付いているという構造が原因です。いわゆる一般的なカメラの場合、レンズはファインダーの近くに位置しているので、こういう悩みは出てきません」
こちらの解消策が、逆さ構えの術。
「スマホは非常に持ちやすく、シャッターは液晶画面にあるので問題なく扱える。逆さに持つことでレンズが下に来るので、下から見上げる視点になり、グッと迫力のある写真が撮れます」
上のような地面すれすれから撮影した建物など、人とは違う絵が作れる。