四角い箱やビンなど、形そのものに“直線”がある被写体は、カメラをまっすぐに構えることを意識する。
「常に、スマホのカメラの画面にグリッド(縦横の罫線)を出しておき、被写体に対してカメラが“まっすぐ”かどうかを気にしながら撮影をしています。そのほうが“雑貨的”なかわいらしさが出るような気が」
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アプリなしでも素敵な写真に! 渡辺有子さんのスマホカメラ撮影テクニック。
- 撮影・岩本慶三 文・河野友紀
水平を意識する。真俯瞰、真横で構え、ゆがませない。
前からも上からも、“まっすぐ”を常に意識。
ズームは使わない。真ん中に置かない。
デジタルズームという方法もあるが、これは画質が粗くなる。
「私はズームではなくスマホを被写体に近づけるほうが好きです」
また渡辺さんは被写体を、中央から少しずらしたところに配置させることが多い。長方形の画角で撮影しておけば、インスタにアップする際、位置調整も可能だ。
寄りも引きも、少しズラすといい塩梅に。
渡辺有子(わたなべ・ゆうこ)●料理研究家。料理教室や食まわりのセレクトショップ『フードフォーソート』も人気。来春に書き下ろしエッセイを上梓予定。
『クロワッサン』963号より
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