むらきさんと夫、長女の3人が暮らす2階は、夫婦の好みを遺憾なく反映。
「たくさんの雑誌を参考に、事前に島崎さんと自分たちの好みを共有していたので、提案してくれる建材や什器など、すべてが納得いくものでした」
とはいえ、リフォームには構造上の制約がつきものとなる。
「リビングダイニングの中に、外せない柱が出てしまったのですが、逆にその柱を利用して、オリジナルでダイニングテーブルを作りつけてしまう案には驚きました。柱を棚のように使い、そのほかの柱もグレーに塗ったことで、部屋のアクセントにもなりましたね」
想定外にかかってくるコストと折り合いをつけていくのも必要なこと。
「あれもこれも、は到底無理(笑)。優先順位をつけてそぎ落としていった結果、良い形になった気も。建築士さんと密にコミュニケーションを取れたのが、成功の理由だと思っています」