くらし
ニュース

こんど京都を訪れるときは、ケーキのはしごがおすすめです。

  • 撮影・森山祐子、マツダナオキ(オ・グルニエ・ドール) 文・山口紀子

オ・グルニエ・ドール

上・季節限定〈りんごのタルト〉390円(ホール4,680円、ハーフ2,340円)。下左・ルーブル美術館のガラスのピラミッドを表現した傑作〈ピラミッド〉550円。下右・季節のフルーツを使った畑シリーズに、秋は〈りんご畑〉510円が登場。冬は完熟スチューベン(ぶどうの一品種)も。※価格は税込

つがる・紅玉・サンふじと、時季によって旬の品種を使い分けながら焼き上げる〈りんごのタルト〉は、秋冬一番の名物。その味の秘密は、りんごのスライスを生クリームにくぐらせてから生地にのせ、焼くことにある。
「これによってりんごのジュースが蒸発することなく、生地にたっぷり浸透します。りんごの力を引き出すことで、自然と生まれたおいしさです」
シェフの西原金蔵さんは胸を張る。
「農家への敬意から生まれた〈畑シリーズ〉もシェフならではの発想。軽やかなバタークリームが生の果実の甘みを見事に引き立てます」(齋藤さん)

オ・グルニエ・ドール●京都市中京区堺町通錦小路上ル菊屋町519-1 TEL:075-468-8625 営業時間:11時〜19時(サロン・ド・テ〜18時30分L.O.) 定休日:水曜、月1度不定休あり

パティスリーエス

上・〈パリブレスト〉500円。下左・夏秋限定〈ネクタリンのパイ〉580円。ホワイトラムが香るカスタードがアクセント。下右・〈ムラングシャンティ キャラメル〉380円。さっくり焼いたメレンゲをキャラメルクリームでシンプルに味わう。湿気に負けないサクサク感。

意欲的な2店舗展開で新しい定番を作る。
今秋ムース専門店を新たに開き、焼き菓子を中心とした既存店との2店体制をスタートしたシェフの中元修平さん。
「ムースの進化も楽しみですが、ガシッと焼かれたシェフのパイやタルトの力強さも好み。焼き菓子ファンにもうれしいニュースです」(齋藤さん)
定番の〈パリブレスト〉は、クリスピーなシュー生地と、オレンジの風味を利かせたナッツクリームが好相性。〈ネクタリンのパイ〉は、果肉まで焼ききることでコクがより深く豊かに。菓子のテーマを考えるマダムと、それを具現化させるシェフ。2人の力で、唯一無二のケーキが生み出される。

新店『パティスリーエス サロン』(京都市中京区朝倉町546)の人気商品〈モンテリマール〉550円。ドライフルーツの食感とアーモンドムースのハーモニーが見事。

パティスリーエス●京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町300-1 カノン室町四条1F TEL:075-361-5521 営業時間:11時〜19時(イートイン〜18時30分L.O.) 定休日:水・木曜

1 2 3 4
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間