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餡好きが選ぶ、あんこもの大集合!【豆大福編】

  • 撮影・千葉 諭 文・新田草子

こしあんを使い、豆の量も控えめな“アーバン系”。

カントリー系と双璧をなすのが、“アーバン系”。

「こしあんを使い、豆の量も控えめな豆大福をこう呼んでいます。『文銭堂』のものは、軽やかで食べ飽きない。差し入れにもよく使います。老舗の『虎ノ門岡埜栄泉』の豆大福も外せません。大ぶりですがこしあんが上品で、さらりと食べられる。カントリー派の人にも満足してもらえる豆大福では、『仙太郎』の黒豆大福は、大ぶりの黒豆がたっぷり入った贅沢な一品。『しろいくろ』の黒豆塩大福も黒豆を使っていますが、こちらはあんにも砕いた塩黒豆が。香ばしく、深い味わいです」

 日本酒通でもある福澤さん、「あんこと日本酒って実は合うんです。豆大福に合わせるなら濃醇うま口タイプがおすすめ」。そんな楽しみ方も教えてくれた。

【文銭堂本舗】豆大福(こしあん)

2つ、3つと手が伸びる、ほどよい大きさと甘さ。
小ぶりでやさしい甘みの豆大福。毎週木・金曜のみの販売。近所に構えた工房から、作りたてが届く。1個 170円。

東京都港区新橋3・6・14 TEL 03・3591・4441 日曜、祝日休(節句などは営業)。火曜日には粒あんの豆大福を販売。

【虎ノ門岡埜栄泉 本店】豆大福

大ぶりでずしりと重く、貫禄のある一品。
大正元年創業の老舗の豆大福は柔らかな餅となめらかなこしあん、ほどよい量のえんどう豆が響き合い、後を引く。お使いものにも重宝する。1個 249円(税込)。

東京都港区虎ノ門3・8・24 TEL 03・3433・5550 日曜、祝日休

 

【仙太郎 本店】黒豆大福

薄く伸びる餅と黒豆、上品なあんが三位一体に。
舌触りのいいこしあんを、丹波産黒豆入りの柔らかな杵つき餅で包んだ、上品な豆大福。1個 220円。

京都市下京区寺町通仏光寺上ル中之町576 TEL 075・351・0557 無休。三越銀座店など各地に店舗あり。

【しろいくろ】黒豆塩大福

中のこしあんにも、香ばしい黒豆が。
最高級の丹波黒豆を使ったお菓子とお茶で人気の店。モノトーンのパッケージもスタイリッシュで、手土産にぴったり。1個 240円。

東京都港区麻布十番2・8・1 TEL 03・3454・7225 不定休。イートインスペースあり。

>> 【最中編】はこちら

>> 【羊羹編】はこちら

>> 【いろいろなあんこ編 その1】はこちら

>> 【いろいろなあんこ編 その2】はこちら

福澤 朗●フリーアナウンサー。日曜18時の『真相報道 バンキシャ!』‌(日テレ系)のキャスターなどで活躍。「あんこマン」を自称するあんこ好き。日本酒にも精通している。

『クロワッサン』960号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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