飯田さんは、収納の見直しをシンプルに、システマティックに実行している。原則は次のとおり。
①整理=捨てる
既存の収納に収まらない不要なもの、 何年も使っていないものは処分する。
②指定席づくり
調理器具、食材、調味料などは用途 ごとにすぐ出せるよう、収納指数が 最小の指定席を決めて収める。
③片づけ=戻す
使ったものは必ず指定席に戻す。
以上をくり返す。
「このサイクルは、ずっと続けてください。子どもが成長したり、家族構成が変わったりすると、必要な調理器具や調味料、それぞれの使用頻度も変わります。大森さんのキッチンでも、幼児用の食器やスプーンはやがて不要になるでしょう。そうしたら、使わなくなったものは捨てて、指定席を組み替える。そうやってキッチンの新陳代謝をくり返してください」
飯田さんに教わった収納指数にもとづき、大森さんのキッチンが変わっていく。すべて使う場所の近くに収まるように、不要なものを捨て、残すものは用途でグルーピングしていく。