片づけのやる気スイッチは、付箋を使えば簡単に入ります。
付箋を活用し頭の中を整理して、ダンドリをする。そのひと手間を身につければ、片づけのハードルが下がって行動しやすくなる。
撮影・小出和弘
付箋を使ってのダンドリ術を、片づけに活用。
付箋を使うテクニックをアレンジし、家の片づけにも活用している須藤さん。
「モノが散らかるのは決まった置き場所がないから、というのは整理収納の鉄則ですが、私の場合、どうやって整理したらいいかがわからなかったり、やるのが面倒で行動できなかったんです。付箋を使えば一目瞭然で、すぐに行動に移せるようになりました」
収納場所は充分あるのに、なにをどこに置くのかが徹底していなかったため、以前は雑然としていた須藤さんのキッチン。それを改善するために、キッチンの見取り図を作り、棚や引き出しに入っているものをすべて付箋に書き出した。それを、①使う場所の近くにしまう、②一番使う人の立場で考える、③モノの目的から置き場所を決める、④時には思い込みを捨てる、など適宜、整理収納のルールを踏まえて分類した。「見取り図の上にどんどん付箋を貼っていきます。考えが変わったらすぐに貼り直せる。これも付箋ならではです」。実際にモノを動かす前に見取り図と付箋でシミュレーションすれば無駄がないし、作業も楽になるのは間違いない。
須藤さん宅のキッチンの見取り図とモノの収納場所。
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