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カリフォルニア・セントラルコーストの旅<4>

  • 取材・写真・文/斎藤理子

スイーツ天国のビバリーヒルズで、
人気の3軒をはしごしてみる。

まずは、アメリカに初上陸したパリ発のパティスリー「ル・メルヴェッティ(LE MERVETTY)」。メレンゲとクリームを重ねたメレンゲケーキが有名なお店です。軽やかでさくっとした食感とすっと消える口どけの良さは、さすがフランスのパティスリー。今までのアメリカン・スイーツにはない繊細な美味しさが、ビバリーヒルズの住人を虜にしています。

マカロンやクッキーもいろいろとあり、グルテンフリーも充実しています。店員さんの、フランスのメイド風ユニフォームも素敵。イートインでは、お茶を飲みながら好みのフレーバーのメレンゲケーキが楽しめます。

次の「シュガーフィナ(sugarfina)」は、なんとグミ専門店。でも、お子様向けのグミではなく、大人のためのラグジュアリーなグミのみを扱っている、ビバリーヒルズらしいお店です。

店内に美しく並べられた、キラキラ輝くグミやキャンディーはまるで宝石のよう。“大人向けに”お酒を使ったフレーバーも多く、中でも人気なのはロゼワインのグミです。クマの形をした〈Rosé All Day(ロゼ・オールデイ)〉と、バラの花の形をした〈Yes Way Rosé(イエス・ウェイ・ロゼ)〉はどちらも入手困難なほど。オンラインショップや店頭でのウェイティングリストは、現在なんと1万人以上らしいです。

さらに極めつけは、ドン・ペリニヨンのグミ〈Champagne Bears〉。本物のドン・ペリニヨンを惜しげもなく使ったこのグミは、白とロゼの2種類入りで、小さいサイズはひと箱$8.50。食べるとしっかりとシャンパンの味がし、口中にドン・ペリニヨンの香りが残ります。こちらは店頭でもすぐに購入可能。以外と手頃なお値段なのと、スイーツが苦手な人でも美味しくいただける甘さ控えめな味なので、ビバリーヒルズ土産としておすすめです。

こうしたオリジナルのグミ以外に、世界中から集めた高品質なキャンディーやチョコレート,マシュマロなども扱っています。デザイン製が高い洗練されたパッケージがまた素敵で、日本にもぜひ出店して欲しいお店です。

アメリカ人が愛してやまないカップケーキ。その専門店が「スプリンクルズ(Sprinkles)」です。チョコレートやバニラといった定番ももちろんありますが、バナナやニンジン、レモン、カボチャなど、天然素材を使ったものが豊富。季節限定フレーバーも含め25種類以上のカップケーキが揃っています、通常のものに加え、グルテンフリーやヴィーガン対応、砂糖を使っていないものなども用意しているのが、いかにもビバリーヒルズらしいです。

カップケーキはひとつ$3.95。1ダース$45。メニューにはアイスクリームやクッキーもあり、スライスしたカップケーキにアイスクリームを挟んだりといった裏技的なオーダーだってできちゃいます。

ここには世界初の、カップケーキが24時間買えるカップケーキ自動販売機があることでも話題です。名前はズバリ〈スプリンクルズ・カップケーキATM〉。タッチ画面で好みのカップケーキを選び支払いを済ませば、箱に入ったカップケーキが取り出し口に!カップケーキ好きには夢のような、可愛いピンクのATMです。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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