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【書評家・豊崎由美さんの読み方】一冊の本、いったい何回読むんですか?

プロの書評家であり、無類の本好きである豊﨑由美さんの読書法は? 書評に対する考え方も聞いた。
  • 撮影・小出和弘 文・後藤真子
書評を書く本は三読する。 「早く多くより、深く 丁寧に読むのが大事です」と豊崎さん。

切れ味鋭い書評で知られる豊﨑由美さんは、文字どおり本に囲まれて暮らす読書好き。2LDKの仕事場と3LDKの自宅があり、両方の壁という壁が本棚で、床にも所狭しと本が積まれているという。いったい月に何冊読むのか。尋ねると、「私はそんなに多くないです。エンターテインメント系の書評家には月に30〜40冊読む人もいますが、私は12〜20冊くらい」。

豊﨑さんの専門は、海外の主流文学や日本の純文学。難解な作品もあり、さっとは読めない分野である上、読書については持論がある。

「本は、たくさん読まなくてもいいんです。深く、丁寧に読むべきです。仕事で資料の数を当たらなければいけないような人以外、早く読む必要もありません。どの本も、時間をかけ、大変な思いで書かれているのですから」

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