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猫もタンパク質不足? 週に一回は「自然食」を。

  • 撮影・千田彩子 文・葛山あかね

さて、いよいよ自然食の作り方を教えてもらうことにした。用意したいのは鶏肉や豚肉、牛肉、鴨肉、鹿肉、羊肉など、手に入る動物性タンパク質。肉類だけでなく、レバーや砂肝などの内臓類を活用してもいい。いずれもできるだけ新鮮なものを用意すること。また鶏は鶏、豚は豚だけを使うというように、異種タンパクは混ぜないこともポイントだ。

「あとは肉を猫の口に入る大きさに適当にカットするだけ。ときには野菜を細かく刻んだものをのせたりしますが、基本的には肉中心でOKです」

一日の目安は体重1㎏に対して、3〜4%の重量の動物性タンパク質。4㎏の猫なら120〜160gの肉を2回に分けてあげればいい。小野さんには今回、3品の自然食を作ってもらった。

まずは、小野さん宅の7匹の猫たちの大好物である〝うずら〟。くちばしと足先、肛門を取り除いたら、あとは内臓や骨も余さず使用。「うちの子はペロリと食べちゃいます」

次は〝鴨のロース肉〟を使った一品。適度についている脂肪分が猫の絶好のエネルギー源になるという。にんじんとブロッコリースプラウトのみじん切りをのせて、ビタミンやミネラルをプラスした。

そして3品目は〝鶏〟を使用した一皿。ささみや鶏レバー、砂肝などを混ぜてある。「単品でももちろんいいのですが、いろんな部位を混ぜることで、栄養バランスがさらに良くなる」猫にとって効率的に栄養が吸収できて、消化にも優れた自然食は、若い猫はもちろん、食が細くなりがちなシニア猫にもおすすめだ。まずは1週間に1度、自然食をはじめてみよう。

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