ぽてっぽてっぽてっ。
一歩一歩にオノマトペ(擬音語)をつけるとしたら、〝ぽて〟くんという名前のとおり。丸く、太く、短い足で一生懸命歩く姿は、大福のよう。短すぎず長すぎない毛に包まれたクリーム色のずんぐりフォルムが、もふもふしたい欲望をそそる、そそる。生後間もない赤ちゃんのように無垢な表情であくびをしたかと思ったら、やり手社長みたいな目つきでこちらをじーっと見つめる。このぶさかわな顔つきが、クセになりそう。
「目つきが悪いでしょ? この猫種は真ん丸の目の子が多く、ぽてみたいな目はなかなか珍しいんです。角度によっては真ん丸に見えることも」と、飼い主の児玉和樹さん