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空きがあればとりあえずモノを入れてしまう人のための押入れ収納術。

ぎゅうぎゅうに押し込んで、扉を閉めてしまえば収納は完了。でもそれでは、モノを入れただけのこと。必要なものがきちんと見える収納法とは?
  • 撮影・森山祐子 文・大澤はつ江

収納場所に隙間を見つけると、ついモノを押し込んでしまう。扉さえ閉めてしまえば、部屋はすっきりと見えるし、不意の来客でも慌てない。こんな収納をしている人も多いのではないだろうか?

今回、収納方法を学ぶ小野美子さんもその一人だ。

「いつかきちんと収納しようと思いながら、内側は見えないからいいか、でも、モノが取り出しにくくて……」

「リビングの収納場所はここですか?なるほど。詰め込みましたね。これではモノが迷子になるのは当然です。収納はモノがきちんと見え、取り出しやすく、しまいやすいことが基本です」

と収納のプロ、佐和田久美さん。大事なのは正しい位置に正しくモノを置くことだという。では、モノがぎゅうぎゅうに詰め込まれた状態からどのような手順で収納していくのか?

「まず、詰め込まれたものをすべて出すことから始めます。それを4つに仕分けます。すべてを出すことでどのぐらいの分量があるのかがわかり、仕分けることで必要なものは何かがわかります。仕分けるにはリズムも大切。7秒ぐらいで判断しましょう。詳しいやり方はリビングの戸棚で行いながら一緒に。さあ、取りかかりましょう」

収める手順1.棚の中のものをブルーシートに並べる。段ボール箱に入っているものは箱から出す。

まずはリビングの戸棚に詰め込まれたものをすべて取り出し、ブルーシート(レジャーシートでも可)の上に並べる。紙袋や段ボール箱に入っているものもすべて出し、同様に並べる。紙類が出てきた場合はサイズと向きを揃えて並べておくと、どんな用途に使っていたものかがわかり、次の作業がスムーズに行える。文房具類など細々したものは同じアイテムでまとめておくといい。

before

収める手順2.出したものすべてを「使う」「使わない」「移動」「迷い」の4つに仕分けする。

シートに並べたものを右の4つのくくりに仕分ける。「移動」はこの場所では使わないもののこと。例えば棚の中からCDが出てきたら、CDを収納している場所に移動させることで、モノが活用される。「迷い」は使うか使わないか判断に迷うもの。これらは「迷いBOX」を作り、そこで保管する。

収める手順3.「使う」と判断したものを使用頻度でさらに3つに仕分ける。

「使う」ものを3つに分ける目安は、毎日使うものは「よく使う」。1週間に3回ぐらい使うなら「まあまあ」、1カ月に1度ぐらいのものは「たまに」に仕分ける。クリスマスやお正月など行事のみに使うものは「たまに」へ。仕事関係のものも、使用頻度で差があるので、ひとつずつ判断する。

収める手順4.取り出しやすく、しまいやすい高さは、 床から 70 〜130㎝のところ。

仕分けが終了したら、収める作業を開始する。「よく使う」ものは、床から70〜130㎝のところに収納すると取り出しやすく、戻しやすい。収納は胸の位置を基準にしてその上下が最適な位置だ。重いものやかさばるものは下段が基本。迷ったものは段ボール箱の「迷いBOX」に入れ、下段に置くとチェックの日が確認しやすい。

After
リビングの棚の上段は「たまに」の置き場所に。 ラベルを付けておくと中身がよくわかる。
「迷い」と判断した仕事関係の雑誌類。保存期 間を1カ月と決め、再度仕分ける。

収める手順5.モノは同じサイズで揃えて収納する。 高さを揃えることで、無駄なくきれいに収まる。

収める作業の最後は、よく読む本や細々した文房具類。本はサイズを揃えてから、段ボール箱を利用した収納BOXに収納する。2つ重ねて入る高さに棚板を調整すれば、きっちりと収まる。手前には筆記用具やメモ用紙、封筒など、毎日使うものをアイテム別に分け、小さめの紙袋で作ったBOXで縦に収納する。紙袋の収納BOXは入れるものに合わせて、幅が調整できるので便利。

【収納テクニック】紙袋は溜まってしまうもののひとつ。ひと工夫で便利収納グッズに。

紙袋を活用した収納BOXがあれば、形が定まらないTシャツから、コップや食器、酒類など、形が限定されるものまで収納できる。紙袋BOXは収納するものに見合った幅の紙袋で作るのがべストだが、幅が違っても紙なので融通が利く。また、ファイルBOXは、皿や鍋の蓋の縦収納に最適。

①紙袋の紐を切る。紐は後で横に 貼り付ければ取っ手に早変わり。 引き出すときに便利。
②収納するものの高さに合わせて内側に織り込む。モノが半分見えたほうが、中身がわかりやすい。
完成。

『クロワッサン』951号より

●佐和田久美さん ハウスクリーニング「ワンズコピー」代表/掃除、整理整頓のコンサルタント。最新刊は『部屋を片づけるだけで子どもはぐんぐん伸びる!

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