吉村 気がつくとスマホを手にして、SNSを見てしまうって、もう癖ですよね。通勤時、私は新聞を持っているのに、なぜかSNSを開いてしまうんです。
恒松 それほど見たいわけではないのに、なんとなく見てしまう……。すごくわかります、その気持ち。
吉村 外でお茶をしていても、人としゃべっているのに、無意識に開いている人もけっこういますよね。私を含め、お二人もいくつかのSNSを使っていると思うんですが、どのくらいの範囲に公開してますか?
恒松 私は一番最初に始めたのがフェイスブックなんですが、比較的プライベートなことを書く機会が多かったので、基本的には〈友達〉にしか公開していません。吉村さんは?
吉村 私も、フェイスブックは〈友達〉までにしています。とはいえ、実際本当に親しい友人たちはSNSをあまりやっていない人が多いので、フォロワーのほとんどは、知り合いという感じです。
恒松 私は、基本的には、現実社会の友だちとだけ繋がってますね。
大塩 でも、会社の同僚などから友達申請をされませんか?
恒松 ありますよ。でも、「私がこの会社を卒業したら繋がりましょう」と伝えて、お断りしています。私は、プライベートと仕事は分けたいと考えるほうなので。でもそんな気苦労、SNSがなかったらしなくていいはずなのに、と思うんですよね。別に同僚のことを嫌いなわけではないので……。
大塩 私はその気苦労がイヤなので、記事はフォロワーさん以外でも見られる〈公開〉設定で書いてます。仕事関係の方から申請が来ても、娘の友だちのお母さんから来ても、すべて承認しますね。
吉村 とはいえ、それだと、見られたくない人にも見られてしまう不安がありませんか?
大塩 ありますよ、全く面識のない人にも見られるということですもんね。ですから、ものすごくプライベートなこと、あるいは誰かに読まれたら困ることは、一切書かないようにしています。迷ったら書かない。これが私の鉄則です。特にフェイスブックはそうですね。