肌のために必要な「気づき」とは? マインドフルネスという美容。 | ビューティ | クロワッサン オンライン
からだ
ニュース

肌のために必要な「気づき」とは? マインドフルネスという美容。

情報過多で頭も肌もお疲れ状態。そんな人は“いま”ときちんと向かい合うことで心も体もすっきりして健康になる、マインドフルネスに注目。
  • 撮影・清水朝子 スタイリング・程野祐子 ヘア&メイク・遠藤芹菜 モデル・鎌田あかり 文・今井 恵

7年前に購入した『現代人のための瞑想法』(サンガ新書)という本との出合いから、マインドフルネスの考えに基づいた日常を意識するようになった、美容ジャーナリストの小田ユイコさん。

「マインドフルネスとは、いま、自分がここにあるという“気づき”を大切にする考え方。それを自分流に美容や日常生活に取り入れています。日頃何気なくやっていることをきちんと〝意識〟することで、すべてが心地よく効果的になるのです」

ここでは小田さんが実践していることを朝、日中、夜に分けて紹介。

「すべてをやらなければというより、日々の生活の中に取り入れられるものを実践してみてください。気持ちが穏やかになって集中力が高まり、毎日のスキンケアもより実感できて、効果がわかりやすくなりますよ」

【朝】澄んだ空気を思い切り吸い込む発声法で、表情も豊かに。

「免疫力を高める」「ストレスを軽減する」など、さまざまな効果が期待できるマインドフルネス。とくに空気が澄んでいる朝は、深い呼吸で行う発声練習がおすすめだという小田さん。

「出かける前に、深い呼吸で『♪アーウーア』を「♪ド→ソ→ド」の音程で発声。半音ずつ音階を上げていき、限界の高さに達したら、逆に反対に半音ずつ下げていきましょう。顔の筋肉を大きく動かすので表情がほぐれ、笑顔も自然に出るようになります。血流が高まって体も温かくなるので、冷え性の方はぜひ」

窓を開け、新鮮な空気を吸いながら行えば、さらに効果はアップ。

出かける前に実践したい発声法。

足は肩幅に開き、肩甲骨を引き寄せ、胸を開く。骨盤を開いて、お尻の穴をしめ、両ひざを軽く緩めて立つ。声は喉ではなく、お腹の底のほうから出すイメージで。

顎を引き、眼をしっかり開いて「ア」は唇を軽く突き出すようにする。半音ずつ上げて発声し、一番高い声が出せたら次は半音ずつ下げる。「ウ」は唇をすぼめすぎないよう注意。体全体から声を出すことで姿勢がよくなるのを実感するはず。また声帯周りの筋トレになり声の老化も防ぐ。

小田さんおすすめの朝の化粧品。

洗顔後の肌に使う美容液やオイルは、その後に使う化粧品を引き込み、肌へのより高い効果を引き出す役目がある。そして肌に輝きと程よい血色感を与える、満たされた印象の肌を作る下地も欠かせない。

(右から)ONE BY KOSÉ 薬用保湿美容液〈医薬部外品〉 60mL5,000円(コーセー☎︎0120・526・311)、ラ ニュイ ドゥース フェイス美容オイル ラ ローズ 30mL 1万8000円(インターブレイン☎︎03・3446・4472)、バーバリー フレッシュグロウ ルミナスフルイドベース01 30mL 5,400円(バーバリー☎︎0120・77・1141)

【日中】気が散りがちな日中は、発声や瞑想で意識を集中させる。

道を歩きながら仕事での失敗を思い出してしまったり、仕事中にパソコンに向かいながらつい晩御飯の献立を考えてしまったり。このように意識がいますべきこと、していることから逸れてしまうのが〝マインドワンダリング〟という状態。そんな時は「瞑想で頭をクリアに」と小田さん。歩き瞑想の時はイヤホンで音楽などは流さず、歩くことに意識を集中。また仕事中なら「トイレで座った時に姿勢を正して行っても」。

身体で声を出す”コーピング”法。

コーピングとはストレスを感じた時にそれを解消すること。例えば体から声を出すことで、集中力を高める効果が望める。日中、仕事や家事の合間などに、試してみよう。

座り瞑想で、意識がクリアに。

骨盤を立てて姿勢を正し、肩の力を抜く。目を閉じて30秒でも意識を集中。移動中なら歩き瞑想を。歩く動作だけに意識を向け、他のことを考えない。どちらも頭がすっきりする。

【夜】マインドフルネスのお手入れと睡眠で、肌と身体を健康に。

一日の疲れが溜まった状態の夜。マインドフルネスを取り入れた肌のお手入れや入眠法を知ることで、健康な体、そして美しい肌に近づける。

「スキンケアもボディケアも手と肌に神経を集中させます。つまり手は顔に触れる感触を、肌は手に〝触れられている〟ことを意識しながらお手入れしましょう」(小田さん)

さらに大切な睡眠。寝る前に〝慈悲の瞑想〟(上記)を行い、その日の怒りを鎮めてから眠ることが大切。

「心の中で言葉を唱えたり、小さく声に出したりすると、気持ちが落ち着きますよ。ベッドルームを暗くして、できれば好きな香りのアロマオイルなどをたくとさらに効果的です」心地よい入眠で、心も体も健康に。

手の重みで化粧品を塗る仰ぎづけ。

小田さんが「仰ぎづけ」と呼ぶ肌のお手入れ。アゴを上げ、手と肌に意識を集中させて手のひらの重みでハンドプレスする。目を閉じてリラックスして。

両手を振って脱力した指先で優しくクレンジング。

スキンケア製品を手のひらに出し、両手で温める。

手のひらを広げ、香りをかいで心を落ち着ける。

アゴを上げて、手の重みでハンドプレスする。

頭から足先まで触れるボディケア。

頭頂部から始まり、首、肩、デコルテ、腹部、足と上から順に、触れない箇所がないぐらい丁寧に触れていく。体にクリームを塗る時は、塗る手と塗られている肌、両方の感触を意識しながら。

足先から脱力し、気持ち良く入眠。

寝る前に「生きとし生けるものが幸せでありますように」と唱えるのが慈悲の瞑想。その後、足先から頭へ順に、「いま私はこの部分の力を抜いた」と心で唱えて力を抜いていくと自然に眠りに落ちる。

『クロワッサン』948号より

●小田ユイコさん 美容ジャーナリスト/出版社勤務を経てフリーランスに。女性誌を中心に取材、執筆。近年はマインドフルネスをベースに、自らの美と健康を維持している。

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE