今春、単身アメリカに乗り込みハリウッドに挑戦するという、無謀とも思える夢にかける綾部祐二さん。熟女好きとして知られる彼にニューヨークの魅力を教えてくれたのは、図らずも年上の女性だったそう。
「一線でバリバリ仕事をされている方なんですが、『パワーもスピードも世界一のニューヨークは、自分のエネルギーをトップギアに入れていないと弾かれてしまう街だから、そこを好きだと思えているうちは、自分もまだイケるなって思うの』と。『あなたも全力で生きている人間だから、きっと何かを感じるはずよ』って言われたんです。実際初めて行ってみて、初日で虜になりました。この地で全力で生きてみたい、自分を試したいってね。今までやってきた仕事は、正直、僕の代わりになる人がいくらでもいる。代わりのいない人間になりたいと思ったんです」
今年で40歳になる綾部さん。英語の実力は、自称幼稚園児以下のレベルながら、渡米を決意した理由とは。
「やりたいことがあっても〝私はもう年だし〟〝子どもがいるし〟とか、〝人生の半分は来ちゃったから〟などと諦めてしまう人が多いのかもしれませんよね。でも、人生は一度きり。もう半分と思うか、まだ半分と思うかの違いだけですよ」
素敵だと思う年上女性も、今を諦めずに気概溢れる生き方をしている人。
「熟女好きっていっても、誰でもいいわけではないんですよ(笑)。素敵な人は、その年代ごとにやるべきことを必ず実行しています。自分が主役でいること、そして女性でいることを諦めない。手を抜いたら、言葉は悪いですけど、絶対“ババア”になりますから」
女性を捨ててしまった人には、何の魅力も感じられない、と綾部さん。
「50代の女性で『白髪が1本でもバレるくらいなら、裸で歩くほうがマシ』って言った方がいたんです。だから『大変ですね〜』と言ったら『大変よ。でも仕方ないじゃない。私はもう50代なんだから、それくらい頑張らないとね』って。素晴らしいなと思いましたよ。その方は、過去の若さにこだわっているわけじゃないんですよ。その年代に合った女性磨きに余念がないんです。いつまでも女性でいようと心がけて、いつもワクワクドキドキを探している方は、本当に素敵です」
綾部さんの周りにも、年上女性に魅力を感じている20〜30代は多いという。
「日本人は若い女性が好きっていう考えが一般的だと思われがちですけど、人間的な魅力に溢れた女性に、惹かれない男はいないんじゃないですかね」
最後に、“熟女”より響きのいい、大人の女性の呼び方ってありませんか?
「確かに。なんか昭和のおじさんが考えたような言葉ですもんね。オールドガールっていうのも違うし(笑)。例えば、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナみたいに、その年代ごとの輝きがあるよってことを言えるといいんだけど。難しいな〜。英語ができれば、ぴったりな単語が浮かぶんですけど。横文字なんですよ、絶対。若い頃の花と違って、熟して実をつけた状態……パインちゃん! どうですかね? いい感じに熟して、いい味になった果実です。これからは熟女じゃなくて、パインちゃん。違うかな(笑)。英語をマスターしたら、もっと気の利いた単語を見つけて発信しますので、その時にまたお願いします!」