facebook instagram twitter youtube
ニュース

鶏むね肉がぐっと美味しく!
パサつかない「しっとりチキン」の作り方。

リーズナブルな食材で手早くおいしく作れる料理をたくさん覚えておくと、生活の中の無駄がなくなります。そしてその料理に少し何かを加えることで別の料理に仕上げるアレンジ方法を覚えておくと、さらに無駄な出費が抑えられます。料理家の若林三弥子さんに、低価格、低カロリー、高タンパクと三拍子揃った優秀食材「鶏むね肉」を使ったアレンジレシピを教えてもらいました。

 

鶏むね肉は、低価格・低カロリー・高たんぱくと三拍子そろっています。でも、どう調理してもパサパサ感が気になるという方も多いはず。
そこで私が提案したいのは、鶏むね肉を「お風呂」に入れて、柔らかくしっとり仕上げる調理法です。肉を観音開きにしてから、約67度のお湯に20分ほど浸すだけ。この67度というのはたんぱく質が凝固を始める温度です。今回は温度計を使わずにより簡単な「お風呂」で作るしっとりチキンを考えました。作るときに一緒に野菜を入れておくと、そのままサラダの具材として使えるのでとても合理的です。またこのチキンはスープにつけたままなら、冷蔵庫で3日くらい保存可能。休日に作っておけば、平日の晩ごはん作りにとても役立ちますよ。

 

若林流「しっとりチキン」の作り方

たんぱく質が凝固を始める温度のスープにつけて「しっとりチキン」に

たんぱく質が凝固を始める温度のスープにつけて「しっとりチキン」に

材料(作りやすい分量) 
鶏むね肉2枚(約500g)、玉ねぎなど残り野菜適量、塩小さじ2、オイル少々
作り方 
1.鶏むね肉は湯でさっと洗い、水気を拭き取って塩(分量外)をまんべんなく振り、脱水シートなどにくるんでしばらくおいておき、厚みが均一になるよう観音開きにし、軽く格子状の切り込みを入れておく。
2.鍋に残り野菜と塩、オイル、水大さじ3を入れ、ふたをして強火に2分かけて蒸しいためし、水600㎖を加えて軽く沸騰させる。
3.火を止め、水200㎖を足して、湯の温度を少し下げ、そこに鶏むね肉をしずめてふたをし、20分程度おいてから引き上げる。※このスープにつけたままなら、冷蔵庫で約3日間保存可能。すぐ保存する時はスープを一度冷やすこと。
まず肉の真ん中に切り込みを入れ、そのあと写真のように左右に切り広げて観音開きにする。

まず肉の真ん中に切り込みを入れ、そのあと写真のように左右に切り広げて観音開きにする。


 

セロリとしっとりチキンのバンバンジー風

ヘルシーな前菜として、セロリ嫌いの人にも好評です。

ヘルシーな前菜として、セロリ嫌いの人にも好評です。

材料(4人分) しっとりチキン1枚、セロリ2本(しっとりチキンを作るときに入れておく)、バンバンジーソース[練りごま大さじ3、醤油・酢各大さじ2、砂糖・サワークリーム各大さじ1]、すりごま適量
作り方 
1.しっとりチキンを丁寧に細かく裂き、引き上げたセロリは2㎜幅に千切りにして、共に器に盛る。
2.バンバンジーソースを合わせ、1にかけ、すりごまを振る。


 

豆苗とわかめとしっとりチキンのナムル風

豆苗を小松菜やほうれん草に替えても美味。

豆苗を小松菜やほうれん草に替えても美味。

材料(4人分) 
しっとりチキン1枚(細かく裂く)、塩蔵わかめひとつかみ(ぬるま湯で戻しざく切り)、豆苗1袋(ざく切り)、にんにくみじん切り小さじ1、A[塩ふたつまみ、ごま油少々、日本酒または水大さじ2]、B[醤油小さじ2、砂糖小さじ1]、ピンクペッパー(または糸唐辛子)適宜
作り方 
1.わかめ、にんにく、豆苗、しっとりチキンを鍋に入れ、Aを加えてふたをし、強火で蒸しいため2分。
2.ふたを開けて具材を片側に寄せ、空いたところにBを入れて煮詰め、具材と合わせてさっと炒める。器に盛りつけ、あればピンクペッパーの表皮を振る。


 

しっとりチキンと根菜サラダ

厚めに切って、お刺身のような食感を味わって。

厚めに切って、お刺身のような食感を味わって。

材料(4人分) しっとりチキン2枚、にんじん1本、かぶ3個(しっとりチキンを作るとき入れておく)、ポン酢ドレッシング[ポン酢25㎖、卵黄1個、サラダ油50㎖、塩少々]、あさつきまたはシブレット適宜
作り方 
1.しっとりチキンを作り、野菜も取り出す。にんじんとかぶをスライスし皿に交互に並べ、切り分けたしっとりチキンものせる。
2.ポン酢ドレッシングを作り、1の皿にかける。あればあさつきやシブレットなどを添える。


 

◎若林三弥子さん 料理研究家/大阪府出身。多くの料理店を経営する家庭に育つ。同志社大学法学部卒業。主婦生活34年の経験を生かし︑神奈川県鎌倉市で料理サロン「ボアメーザ」を主宰。

『クロワッサン』918号(2月10日号)より

文字サイズ