パンを美味しく食べるための
欠かせない道具たち。
中はもちもちで表面はこんがり焼けるトースターや焼き網、バゲットがきれいに切れるナイフ……スタイリストの伊藤まさこさんが推薦する優秀道具をご紹介します。
「キッチンに物をあまり置きたくなくて、トースターはこれまで敬遠していたんです。ところが最近、仕事先でバルミューダのトースターをいただいてから、機能の高さに感激して」
と、伊藤まさこさん。従来のトースターは、クロワッサンやロールパンなど、高さのあるパンの上が焦げてしまうという難があったが、バルミューダはそれを解消。日によって、同じパンでもトーストの仕方を変えて楽しみたい伊藤さんは、厚めに切ったパンをさっくり食べたいときにはトースター薄くカリカリに焼いた、イギリスのB&Bの朝食風にしたいときには焼き網を、と使い分けています。
パン切りナイフ、カッティングボードはサイズ感、切りやすさを重視しつつ、長年使っても飽きのこない、デザインの気に入ったものをセレクト。
国内外の旅先でもつい買ってしまうほどカッティングボードが好きな伊藤さん。木の種類や厚みによって、見え方もいろいろ。パンだけでなく、チーズやフルーツをのせてお皿代わりに積極的に使っているそう。
バルミューダのザ・トースター
外はサックリ、中はしっとりという理想をめざし、開発者が5000枚のパンを焼いて試食、研究したという極め付き。秘密は蒸気。空気よりはやく高温になる水蒸気で加熱するので、中の水分を逃さない。
「どんな厚さに切って焼いても、失敗しないところがすばらしい」
金網つじの手付きセラミック付き焼き
バターをしっかりぬりたい伊藤さんは、カリカリに焼いたパンも好み。そういうときはこの焼き網を使ってトースト。
「短時間で焼けて、焼き加減を目で確認、調節できるところが気に入っています」
京都の職人が手作りで製作した工芸品。現在は洗えるセラミックに改良された。伊藤さんは焼き野菜にも愛用。
ロベルト・ヘアダーのパン切りナイフ
山口和宏さんのカッティングボード
ロベルト・ヘアダーは、1872年創業のドイツの老舗。柔らかいパンはつぶすことなく、堅いパンも苦労せずに切れる。木工作家・山口和宏さんのカッティングボードは、木目の美しさが映えるシンプルデザイン。
「パンを置いてそのまま食卓に出しても素敵な形ですよね」
レコノムのバターナイフ
「手になじむサイズで、ナイフ部分も短いので、ジャムも楽にすくえるんです。バターもジャムもこれを使っています」。
◎伊藤まさこさん スタイリスト/1970年生まれ。神奈川県出身。主な著書に『あたまからつま先まで ザ・まさこスタイル』『白いもの』(共に小社刊)
『クロワッサン』919号(2016年2月25日号)より
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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。
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