ニュース

プレーンヨーグルトで作る、
深いコクと旨味の自家製バター。

トルコ、ロシア、モンゴル、イランなどユーラシア各国の食文化と料理を長年にわたり研究している荻野恭子さん。

「生クリームを撹拌するだけでもバターはできますが、そこにヨーグルトを加えて発酵させるとコクと旨味が増して、より一層おいしいバターが作れます」

トルコでは非常にポピュラーな自家製バター。家庭で作るのはもちろん、市場に行けば酪農家の〝つくりたて〟が売られているのだそう。

「ハーブやスパイスを混ぜたりして自分好みのバターができるのも、自家製だからこそ。本当に簡単に作れるので、ぜひ試してみてください」

 
 

自家製塩バター

プレーンヨーグルトで発酵させた、深いコクと旨味の自家製バターを。

材料(作りやすい分量) 生クリーム200㎖、プレーンヨーグルト大さじ2、塩小さじ¼
作り方
1.ボウルに生クリームとプレーンヨーグルトを入れてよく混ぜ、ラップをして約3時間ほど室温におく。
2.1のボウルの下に氷水のボウルをあてがい、クリームを泡だて器で撹拌していく。
3.バター(かたまり)とアイラン(汁)ができる。
4.ボウルにザルをのせてペーパータオルを敷き、3を入れて水気を切る。
5.4のバターをボウルに入れ塩を加え混ぜる。
6.オーブンシート(コーティングしていないもの)の上に5をのせる。
7.長方形にまとめてシートで包む。
8.この状態で冷蔵庫へ。水気がなくなるまで何回かシートを替えるのがポイント。
※冷蔵庫で1ヵ月くらい保存可。

ローズマリー発酵バター

自分の好きなハーブを足して簡単アレンジ。

材料(作りやすい分量)発酵バター120g、ローズマリー1枝
作り方 みじん切りのローズマリーを発酵バターによく混ぜ、ラップに包み棒状に成形。

◎荻野恭子さん 料理研究家/74年から50カ国以上を訪問し食文化研究を続けている。「サロン・ド・キュイジーヌ」主宰。『ヨーグルトマジック』(文化出版局)ほか著書多数。

『クロワッサン』904号(2015年7月10日号)より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間