食材が傷みやすい時季の
効率的な料理のコツ【豚肉編】
新鮮なうちにひと手間加えて食材を美味しく食べきる。料理家の本田明子さんのシステム時短家事は梅雨どきこそ有効です。
豚肉はまるごとゆでて、使い回す。
ゆで汁はラーメンや汁物に。
「肉が顔を出す場合は、ラップでぴったり覆ってから蓋をしてください。チルドで3日は保存できます。すぐに使わない分は、小分けにしてゆで汁ごと密封袋に入れて冷凍し、2〜3週間で食べきりましょう。ゆで汁はラーメンのつゆや汁物に利用できます」と本多さん。
ブロックのままゆで豚に。
材料(1回分) 豚ブロック肉500〜600g、湯3カップ
作り方
1.湯を沸かし、フツフツしてきたら、豚肉を入れる。蓋をして20〜30分、中に火が通るまでゆでる。肉の直径が6㎝以上ある場合は縦半分にカットしてゆでる。
2.ゆで汁につけたまま冷めたら冷蔵庫へ。
薬味たっぷりトンサラダ
材料(作りやすい分量)
ゆで豚適量、たれ[おろし生姜小さじ1~2、醤油大さじ1½、酢大さじ½~1、ごま油小さじ½、いりごま(白)大さじ2]、薬味[青じそ5枚、長葱10㎝、みょうが1~2個]
作り方
1.ゆで豚は食べやすく切って器に盛る。
2.長葱は5㎝長さ薬味たっぷりトンサラダの千切り、みょうがは縦2つに切って斜めに千切りにする。青じそは縦2つに切ってから千切り。薬味を全部ボウルに入れ、たっぷりの水で全体を混ぜるように水洗いし、水気をきる。
3.肉の上にたっぷり2の薬味をのせ、たれの材料を混ぜ合わせ、かけて食べる。
胡椒焼き弁当
材料(1人分)
ゆで豚・粗挽き胡椒・塩各適量、サラダ油少々、いんげんの塩ゆで[いんげん3~4本、塩少々]、さつま芋の煮物[さつま芋4㎝、煮汁(水¾カップ、みりん大さじ1、醤油大さじ½)]、ご飯適量、梅干し1個
作り方
1.サラダ油を熱し、7~8㎜厚さに切ったゆで豚を焼く。途中で塩、胡椒を全体にふる。
2.いんげんは長さを2~3等分し、小鍋に入れ、塩とひたひたの水でゆでる。
3.さつま芋は縦に4~6等分して塩水に5分つけ、水気をきって煮汁で5~8分煮て、そのままつけておく。
4.弁当箱にご飯を詰めて冷まし、粗熱のとれたおかずを詰める。ご飯に梅干しをのせる。
コールドポークのマスタードソース
材料
ゆで豚適量、A[マヨネーズ・粒マスタード・牛乳または生クリーム各大さじ1]
作り方
1.冷蔵庫で保存していたゆで豚を食べやすい厚さにスライスする。
2.Aを混ぜ合わせて、マスタードソースを作る。
3.器に1を盛り、2をかける。右ページのキャベツのザワークラウト風を一緒に盛り付ける。
◎本田明子さん 料理家/小林カツ代キッチンスタジオに25年在籍、多くの料理本に携わり現在は独立。著書に『野菜の常備おかず』(学研パブリッシング)ほか。
『クロワッサン』903号(2015年6月25日号)より
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