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食材が傷みやすい時季の
効率的な料理のコツ【キャベツ編】

新鮮なうちにひと手間加えて食材を美味しく食べきる。料理家の本田明子さんのシステム時短家事は梅雨どきこそ有効です。

みずみずしいキャベツ、すぐ食べない分は漬物に。

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せっかくのみずみずしいキャベツ、半端な使い残しを冷蔵庫でしなびさせるのはもったいない。すぐ食べる分以外もその日のうちに、手早くできる保存食にしてしまうのも賢い方法です。

「ザワークラウトはドイツの漬物ですが、今回はさっぱり仕上げのレシピにしました。酸味は好みで増減してください。即席漬けは冷蔵庫で一晩寝かせると味がなじみます」(本田さん)。


 

ザワークラウト風

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材料(作りやすい分量) 
キャベツ½個(600g)、塩小さじ1弱、ローリエ1枚、水または白ワイン大さじ1~2、酢大さじ1~2

作り方 

1.キャベツは細切りにして、ざっとぬらした厚手の鍋に入れ、塩をふって全体を混ぜ、10~15分そのままおく。
2.キャベツが少ししんなりしてきたらローリエを加える。キャベツから水分があまり出ていないようなら水または白ワインを足し、蓋をして中火で10~15分蒸し煮にする。
3.火を止め、酢を加えて混ぜる。粗熱がとれるまで蓋をしておくと、漬物っぽい色と食感になる。

 

梅入り即席漬け

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材料(作りやすい分量) 
キャベツ¼個(250~300g)、きゅうり½~1本、みょうが1~2個、梅干し大1個、塩小さじ½、酢大さじ1

作り方 

1.キャベツはざく切り、きゅうりは輪切り、みょうがは千切りに。梅干しはほぐす。
2.キャベツ、きゅうりに塩をまぶし梅肉を入れて混ぜる(密閉ポリ袋に入れてもむと簡単)。
3.しんなりしたら酢とみょうがを加える。

 

豚肉とキャベツの味噌炒め

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材料(2人分) 
キャベツ¼個(250~300g)、ゆで豚約150g、ごま油小さじ2、A[味噌大さじ1、酒小さじ2、砂糖小さじ2、実山椒の佃煮小さじ1~2(なければ粉山椒小さじ½)]

作り方 
1.キャベツは4~5㎝角に切る。
2.ゆで豚は食べよく3㎜くらいの厚さに切る。
3.Aの材料を合わせておく。
4.中華鍋にごま油を熱し中火で②の豚肉を炒め、3の合わせ調味料を加える。味が全体に絡んだら1を加え、強火でサッと炒め合わせる。

 

◎本田明子さん 料理家/小林カツ代キッチンスタジオに25年在籍、多くの料理本に携わり現在は独立。著書に『野菜の常備おかず』(学研パブリッシング)ほか。

 

『クロワッサン』903号(2015年6月25日号)より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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